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筑波の湧き水
筑波山とその周辺には多くの湧き水がある。これは玄武岩と花崗岩の2重構造になっている筑波山の特徴からともいう。
しかし専門的には、筑波山の湧き水が少ないという意見もある。ある研究では、筑波山に降った雨は、地下深くに浸透し、埼玉県の方で湧き出るといった結果がでている。
そういうことも影響しているのかもしれない。
それでも、筑波山周辺には多くの湧き水があり、その中には銘水と呼ばれるものもあって、実際に、湧き水を料理に使っている旅館などがあるほか、地元の住民は今でも、近くの井戸を使ったりするところもある。 最近は、湧き水が人気のようで、銘水と呼ばれる水はかなり遠くから汲みに来る人もいるようだ。 ここで紹介している湧き水は、飲料に適さないものがあるほか、民家内の個人所有のものもある。 湧き水を汲む場合は、マナーやルールを守りましょう。 筑波六井 筑波山神社周辺の著名な六つの井戸。江戸時代に命名されたと伝えられ、萩、杉、椿、香、月、雲の名前がつけられている。 杉の井は筑波山江戸屋の敷地内にあり、毎年11月には清水まつりが行われている。 香の井は神社東側の道路沿いにある。また椿の井は旧筑波第一小学校近くの道沿いにある。 杉の井の地図 香の井の地図 椿の井の地図 筑波山の東山の道沿いにある香の井(個人所有の井戸) 旧筑波第一小学校近くの道沿いにある椿の井 筑波山神社御神水 筑波山神社の参拝者へのお清めの水は、御神水として、境内から湧き出る水を使っている。水源は、十一面観音を安置する神窟で、小さな鳥居もある。 拝殿脇、参集殿との間を抜けた、参集殿裏に御神水があり、鳥居や巨石をくりぬき底から水が湧き出るようになっている。 また、御神橋近くの参道左側と、筑波山神社拝殿前、参道を登りきった右手には、お清めの水がある。 つくば市筑波1。御神水の地図 筑波山神社御神水 大御堂の湧き水 筑波山大御堂の本堂の東側、鐘楼の石垣の間から湧き出している水。脇の池にひかれている。 つくば市筑波。大御堂の地図 大御堂の湧き水 蚕影神社の湧き水 蚕影神社の境内から湧き出している湧き水。湧き出し口は、参道入口の民家にある。 蚕影神社の湧き水の地図 蚕影神社の湧き水 不動峠の湧き水 不動峠へ通じる道(つくば市側)の脇にある湧き水。道路沿いに数カ所ある。なかでも岩盤の切れ目から湧き出ている場所は水量も豊富。 不動峠の湧き水 男女川の水源地 筑波山の登山道、御幸ケ原コース沿いにある。中間地点を過ぎ、ケーブルカーのトンネルの上を過ぎた付近。 男女川の水源 弘法水 筑波山中腹にあり、弘法大師ゆかりの湧き水とされる。弘法大師が修行中に独鈷(とっこ)で岩を叩くと、そこから湧き水が出たと伝えられる。 ふれあいの里近くの湧き水 水量も豊富で、多くの人が水を汲みに来る。 筑波ふれあいの里入口からやや南、林道脇の林の中にある。以前から湧き出していたところを整備した。 ふれあいの里近くの湧き水の地図 ふれあいの里近くの湧き水 清水 筑波六井のひとつ雲の井の別称とする説がある。ケヤキとエノキが幹の部分で接合した大木の根元部分から湧き出している。 清水の地図 清水 ヒヤミズ 冷水、霊水などあり、正確な表記は不明。六所神社近くの雑木林の中にある。 ヒヤミズの地図 ヒヤミズ 御海 男体山の山頂近くの湧き水。約1200年前に名僧・徳一大師が発見したという。万病に効くという言い伝え有がある霊水。 親鸞聖人が餓鬼済度のときに使ったという伝説も残る。男体山の自然研究路、立身石近くから降りる。 御海 自然研究路、御海への入口。案内板がある(左)、研究路から御海への道。かなり急な場所もある(右) 一乗院の清浄水 つくば市の筑波山のふもとにある寺、一乗院の境内と周辺から出る湧き水。ご神水としてお清めの水として使われている。 つくば市上大島2594。一乗院の清浄水の地図 一乗院の清浄水 稲葉酒造の湧水 銘酒「男女の川」で知られる稲葉酒造が、江戸時代から酒造りに使用している。酒造の北側から湧出する水を引き込んで使用している。 稲葉酒造の地図 六茂湧水 筑波山梅林の南側駐車場北側の斜面から湧き出している。案内板によると、御海、稲葉酒造の湧き水は同じ水脈という。また、湧き水量は筑波山最大とある。 水掛ボケ除け地蔵が祀られている。 六茂湧水の地図 六茂湧水 御手洗水おみざらし 宝篋山山頂近くにある湧き水。お清めの水とされる。小田城コース山頂近くに、湧き水に行く分岐がある。 おみざらし 宝篋名水 宝篋山中腹にある湧き水。登山道山口コース(1)沿いにある。湧き水の場所は、展望が開けており、眺めがいい。 宝篋名水 宝命泉 宝篋山中腹にある湧き水。登山道常願寺コース沢の小路沿いにある。 宝命泉 延命水 桜川市の雨引観音にある。観音堂から奥に約100mほど行った杉林のなかにある。 創建した法輪独守居士が、本尊の延命観世音菩薩を棒持して登ってこられたところ、本尊の御袖から滴り落ちた水が泉となって涌きかえったと伝えられる。 そのため、ご本尊の御名にちなんで延命水と名づけられたとされる。この霊泉の水を飲むと、観世音菩薩の霊力がその身に加わって、延命長寿の功徳があるという。 また、この霊泉はいかなる旱魃にも渇れることなく、千四百余年の今日に至るまで浄水をたたえている。 延命水の地図 延命水 ふどうの水 桜川市の薬王院にある。不動明王像の脇から流れ出る湧き水。山門を正面に左手に行ったところにある。 つくば市真壁町椎尾3178。ふどうの水の地図 ふどうの水 岩清水 桜川市の旧真壁町、湯袋峠に向かう途中にある、その名の通り、岩の間から湧き出す清水。水量豊富で、水を汲みに来る人が多い。水汲み台も設置されている。ただし、駐車スペースは無い。 岩清水の地図 岩清水 金命水 かすみがうら市上佐谷の林道上佐谷青木葉線脇にある湧き水。個人所有。日本全国、名水の所在地には金命水という名の湧き水があるが、筑波山にもある。 正確には、筑波山からはややはずれているが、それでも筑波山系に変わりない。10数年前、ラジオ番組で取り上げられ、人気になった。 当時はかなりの人気で水を汲む人の行列もできていた。最近では水量がかなり少なくなっているようだ。 金命水 銀命水 同じくかすみがうら市上佐谷の林道上佐谷青木葉線脇にある湧き水。金命水から青木葉峠へ約100mほど行った所にある。 銀命水 体譲水 桜川市の富谷観音にある。大古水あるいは延命水ともいい、境内に水源がある。水源には水神様が祀られている。 仁王門の脇にはこの水を使った手水場がある。 体譲水の地図 体譲水(左)、水源に祀られている水神様(右) 山王湧水 桜川市の薬王寺にある。手水に使われている。本堂前にある。 薬王寺の地図 山王湧水(左)、手水舎(右) 小沢の銘水 つくば市小沢地区にある銘水。市道脇にあり、だれでも汲むことが出来る。 案内には熊野神社と小沢の銘水と書かれている。 つくば市小沢。小沢の銘水の地図 小沢の銘水 紫寶水 石岡市の風返峠から茨城県道42号笠間つくば線を下った道沿いの場所にある。 県道42号は険道として知られる場所で、急な勾配が終ったあたりにある。 車を止めるスペースもあるため、多くの人が汲みに来る。 石岡市小幡。紫寶水の地図 紫寶水
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