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宝篋山の登山コース
筑波山の南東側にある宝篋山、通称小田山は、標高461m。
昔からこの地域の里山として親しまれ、誰もが登れる山だった。
2004(平成16)年には、地元住民などの協力を得て、本格的な登山コース(ハイキングコース)が改めて整備された。
それ以降は、安心して登山が楽しめる山として人気を集めている。
宝篋山の登山コースは、山の南西側から登る極楽寺コース、常願寺コース、小田城コースと、 山の北西側から登る山口コース(1)、山口コース(2)、新寺コースの6コース。 南西側の主登山口はつくば市小田の小田休憩所、北西側の主登山口はつくば市北条の大池公園となる。 極楽寺コースは、前半は沢沿いに、後半は雑木林の中を登るコースで、変化に富んでおり、なおかつ眺望も楽しめるなど、 宝篋山の魅力を最も満喫できる。このため登山者が全コースのなかで一番多い。 常願寺コースは、同じく前半は沢沿い中心、後半は雑木林の中を登るコースで、6つのコースの中で最長。 小田城コースは、もともと地元の住民が登っていたルートで、小田前山経由する。 北西側の山口コース(1)及び(2)、新寺コースは森林浴を中心に楽しむコース。 極楽寺コースはじめ、常願寺、小田城、山口(2)、新寺の5コースは、最終的に合流し、鳥居がある南側から山頂に、 山口コース(1)のみ、その反対側となる北側から山頂に至る。 山頂には、山の名前の由来となっている宝篋印塔がある。山頂からの眺望は格別で関東平野を一望できる。地元の筑波研究学園都市や霞ヶ浦はじめ、 天気がよければ富士山や東京スカイツリー、東京の高層ビル群を望むことが出来る。 宝篋山登山口へのアクセスは、公共交通機関の場合、つくば駅からはつくバス・小田シャトルで。小田休憩所は「小田東部」バス停下車徒歩、 大池公園は「大沢・平沢官衙入口」バス停下車徒歩。車の場合、国道125号経由、小田休憩所は小田十字路を入ってすぐ、大池公園は北条新田十字路を入る。 無料駐車場は小田休憩所はじめ、つくば市営筑波山麓小田駐車場、つくば市営平沢駐車場が利用できる。 詳細はいずれも下記参照。 なお、下記の登山コース説明は、つくば市が発行している「宝篋山トレッキングマップ(旧宝篋山ハイキングマップ、旧宝篋山ハイキングコース)」 を参照した。 つくば市小田。宝篋山頂の地図 ![]() ![]() 山頂の宝篋印塔(左)、同じく山頂の三角点(右) ![]() ![]() つくば市小田付近からの宝篋山全景(左)、同じくつくば市小田付近から初夏の宝篋山(右) 宝篋山小田休憩所 宝篋山ハイキングの拠点となる宝篋山小田休憩所。2007(平成19)年に設置された。案内所、トイレのほか、約70台の無料駐車場がある。 国道125号の小田十字路を宝篋山側へ、さらにすぐ山側に入る。案内板あり。 利用時間は午前9時〜午後5時(12月〜2月は午後4時)まで。 つくば市小田4544。小田休憩所の地図 ![]() 宝篋山小田休憩所 ![]() ![]() 小田休憩所駐車場。2カ所ある。もともと手前の駐車場だけだったが手狭になったため奥の駐車場が拡張された。 トップシーズンには早い時間帯に両駐車場とも満車になる。このため、国道125号線に近い場所につくば市営小田駐車場が増設されている(左)、 小田十字路を入ったところの小田休憩所入口(右) 登山道の黄色杭 宝篋山の登山道は、林野庁から土地の一部を借りて整備されているという。 つくば市が定めている登山道は両端に黄色杭が設置された。 これは登山道でない場所を多くの登山者が歩くことで、無限に登山道が増えてしまうことなどを防ぐ目的もあると見られる。 実際、登山道周辺の立木の一部が無断伐採され、新たな登山道がつくられるなどの事例がこれまであったという。 ![]() 極楽寺コースの黄色杭 ![]() ![]() 極楽寺コースにある登山道についての注意を促すつくば市の看板(左)、同じく極楽寺コースの黄色杭(右) 猪侵入防止柵 宝篋山周辺には山に住む猪から山麓の水田などの農作物を守るため猪侵入防止柵が設けられている。 このため、極楽寺コースや常願寺コースの入口に至る道路にはその猪侵入防止策があり、 登山者が登山するためには、その柵を越えなければならない。 柵には登山者用の扉があり、その扉を開けて通り、通過後には必ず閉めなければならない。 ![]() ![]() 極楽寺コース入口付近の猪侵入防止柵、左側の小さな扉が登山者用(左)、猪侵入防止柵の扉に書かれた注意書(右) ![]() ![]() 常願寺コース入口付近の猪侵入防止柵(左)、同じく小田休憩所から小田城コースに向かう道の猪侵入防止柵(右) 極楽寺コース 小田休憩所と山頂を結ぶ約3kmのコース。前半は沢沿いを、後半は森林のなかを進むコース。 沢には多くの小さな滝があるほか、登山道沿いにはこぶしや山桜など見所も多い。宝篋山の登山コースのメインルート。 救助の際の目安となる案内板が設置されている。「B−0」など、極楽寺コースは「B」のナンバリングがされている。 ただし常願寺コース合流から頂上へは、正式には常願寺コースであるため「A」のナンバリングがされている。 小田休憩所の駐車場と駐車場の間の道から水田のなかを進み、登山口へ。登山口手前に忍性記念公園がある。 登山口付近は極楽寺コース本線に加え、枝分かれした多くのサブコースが存在する。 登山口の手前にあるのが五輪塔サブコース分岐。その名の通り五輪塔を経由するコースで、慈悲の滝サブコースに合流してから極楽寺コース本線に戻る。 五輪塔は鎌倉時代に建立された三村山清冷院極楽寺奥の院の遺構で、コース名の由来ともなっている。 本線は五輪塔分岐を過ぎると、間もなく実質的な登山口。そこからすぐに慈悲の滝サブコース分岐がある。 慈悲の滝サブコースは、本線よりもさらに沢沿いを通る。慈悲の滝のすぐ脇まで行ける。 極楽寺コース本線は、慈悲の滝サブコースと合流すると正面に五条の滝。その先にこころの滝サブコース分岐がある。 こころの滝サブコースは、慈悲の滝サブコース同様、本線よりもさらに沢沿いを通る。 本線は、こころの滝サブコースと合流後は、しばらくすると正面に白滝。ここを過ぎると太郎こぶし直下を通る。 また太郎こぶしのさきに葵の滝があり、本線から滝の前に下りることも可能だ。休憩スペースもある。 太郎こぶしがあると間もなく、右側の急斜面を登る。登りきったところが純平歩道の突き当たり、ここを右に進む。 純平歩道に出て間もなく眺望の開けたところがある。天気がよければ富士山まで見えるという眺望スポット。 しばらくして純平歩道と分かれると、再び急な斜面、そこを登ると大岩群が出現する。さらに進むとこぶし道の分岐の丁字路。 山頂へは右へ。こぶし道をは左で、ここを進むと元禄こぶしがある。 本線を進むと富士岩分岐。本線は直進。富士岩はその名の通り、富士山に似た大岩。富士岩からはすぐに本線に戻る。 さらにその先にこぶしの森展望所がある。展望所先にもこぶし道の分岐がある。 展望所を進むと間もなく山桜の森。登山道は山桜の森で丁字路となっており、右側から常願寺コースが合流。山頂は左側へ。 またその手前にこぶし道合流がある。 山頂方面に向かうと右側に宝篋山城跡分岐。城跡は休憩スペースとなっている。城跡を過ぎるとすぐに本線合流。 本線は、間もなく山頂前広場ともいうべき、通称バイオトイレ前。正面の階段を進むと山頂。山頂付近は下記参照。 なお、サブコース名は当サイトが便宜上つけたもの。現在はルートがさまざまな場所で増えており、上記の説明と合致しない部分があるので注意が必要。 極楽寺コースの全線ガイド(写真ガイド)は ![]() ![]() ![]() 極楽寺コースと常願寺コースは駐車場と駐車場の間の道を右へ(左)、道の角にある案内板(右) ![]() ![]() 右が極楽寺コース本線、左が五輪塔を経由するコース。五輪塔を経由するコースは慈悲の滝コースへ合流後、極楽寺コースに戻る(左)、 正面の案内板(右) ![]() ![]() 極楽寺コース「B−0」付近(左)、極楽寺コース入口近くの藤(右) ![]() ![]() 五輪塔へ向かうコースの入口(左)、極楽寺コースの実質的な登山口(右) ![]() 極楽寺コースの入口にあるこぶし ![]() ![]() 慈悲の滝分岐。右が極楽寺コース。左が慈悲の滝を経由するコース(左)、極楽寺コース「B−2」付近(右) ![]() ![]() 慈悲の滝(左)、慈悲の滝経由の極楽寺コース合流(右) ![]() ![]() 極楽寺コースにある五条の滝(左)、沢を渡りながら登る極楽寺コース(右) ![]() ![]() コースの途中にあるこころの滝(左)、極楽寺コース「B−3」付近(右) ![]() ![]() コースの正面に見える白滝(左)、大根おろし(右) ![]() ![]() 葵の滝(左)、純平歩道合流。ここを右へ(右) ![]() ![]() 純平歩道から見た太郎こぶし(左)、太郎こぶしの下にある休憩所(右) ![]() ![]() 極楽寺コース近くのこぶし、右手奥に見えるのが太郎こぶし(左)、極楽寺コース「B−4」付近(右) ![]() ![]() 天気がいい日には富士山が望める場所。ベンチが置かれている(左)、純平歩道分岐。ここで純平歩道と別れる。山頂方面は左へ(右) ![]() 登山道の真ん中に鎮座する大岩群 ![]() ![]() こぶし道分岐。右は極楽寺コース、左がこぶし道。こぶし道を行くと元禄こぶしがある。こぶしの森展望所の先で極楽寺コースに合流する。 なおこぶしの森展望所の先にもこぶし道への分岐路がある(左)、 富士岩(右) ![]() ![]() 極楽寺コースの途中にあるこぶしの森展望所(左)、展望所の先にあるこぶし道分岐。少し先で極楽寺コースに合流する(右) ![]() 元禄こぶし ![]() ![]() 極楽寺コース「B−5」付近(左)、常願寺コース合流。山頂は左へ(右) ![]() ![]() 常願寺コースとの合流の先にある宝篋山城跡分岐(左)、宝篋山城跡。休憩スペースがある(右) ![]() ![]() 常願寺コースとの合流先にある「Aー5」付近(左)、同じく「Aー7」付近(右) 常願寺コース 小田休憩所と山頂を結ぶ約4kmのコース。宝篋山ハイキングコースの中で最長の距離。尖浅間(とがりせんげん)山山頂を経由している。 小田休憩所から水田の中を抜け、常願寺沢沿いに登る。実質的な登山口から間もなく沢の小路の分岐路がある。 沢の小路はその名の通り沢沿いを登るコース。沢渡りもあり、途中には湧き水、宝泉水がある。 一方本線はやや沢から離れたところを登る。 沢の小路との合流から少し行くと沢沿いの道となる。沢を渡って間もなく右手に見える大きな岩が天狗岩。 ここを過ぎるて少し行くとくずしろの滝。純平歩道分岐先にあるのが雅の滝。この付近は、鬱蒼とした木々の中にある。 雅の滝のところで沢と別れ、やや急な登山道になる。最初は九十九折りの登山道、そこを過ぎると長長坂と名づけられた、その名の通り長い坂。 ここを登りきると尖浅間山山頂。 山頂には大岩があり、もともと木々が生い茂っていて、冬場を除いて眺望は望めなかった。しかし、近年木々が伐採され、視界は開けている。 尖浅間山頂から宝篋山山頂も望むことができる。宝篋山山頂まではここから約1.4km。 山頂からすぐは急な下りだが、その後は、アップダウンはあるものの、急な登りはないので、森林浴をゆっくりと楽しむことが出来る。 両側は野鳥の森。そこを過ぎると山桜の森で極楽寺コースと合流する。 常願寺コースの全線ガイド(写真ガイド)は ![]() ![]() ![]() 水田の中の道。右へ行くと常願寺コース、左が極楽寺コース(左)、同じく案内板(右) ![]() 小田休憩所近くの常願寺コースから望む宝篋山 ![]() 常願寺コース入口付近の藤。登山道から見える場所に多くの藤がある ![]() 常願寺コースの実質的な登山口 ![]() ![]() 常願寺コースの登山路に入って間もなくの場所にある沢の小路分岐。沢の小路沿いには宝命の滝や宝命泉などがある(左)、 沢の小路の登山道(右) ![]() 宝命滝 ![]() ![]() 湧き水の宝命泉(左)、常願寺コース合流、約400mでもとのコースに戻る(右) ![]() ![]() コース脇にある巨岩、天狗岩(左)、常願寺コースのほぼ中間地点(右) ![]() ![]() 沢沿いの常願寺コース(左)、森林の中の常願寺コース(右) ![]() くずしろの滝 ![]() ![]() 純平歩道分岐(左)、雅の滝(右) ![]() ![]() 尖浅間山頂前の長長坂(ちょうちょうざか)(左)、長長坂から山頂を望む(右) ![]() ![]() 尖浅間山山頂。宝篋山はここから約1.4km(左)、山頂にある休憩スペース(右) ![]() ![]() 尖浅間山山頂からの眺望(左)、野鳥の森(右) ![]() ![]() 常願寺コースと極楽寺コースの合流(左)、合流案内板(右) 小田城コース 小田休憩所と山頂を結ぶ約3.2kmのコース。また、小田地区側(国道125号側)にも登山口がある。 地元の人たちが山頂へのルートとしていた代表的なコース。 小田休憩所からは、大師堂などを経て小田前山へ。崖沿いの道を通り「要害展望所」へ。展望所の裏から林の中の登山道へ。 しばらくすると、左手から不動尊登山口からの合流、さらに八幡神社登山口との合流がある。 八幡神社登山口合流は十字路となっており、左から合流、正面に進むと富岡山、山頂は右へ進む。 ここからは堂平と呼ばれる尾根道。小田前山と宝篋山の連絡路といっていい道。尾根道が終わると宝篋山側に入ったことになる。 そしてしばらく行くと純平歩道分岐。さらに大峰ルート分岐が続く。大峰ルートを行くと、大峰平展望所がある。 一方本線は、七曲と呼ばれる難所がある。九十九折りの登山道になっている。 そこを過ぎると下浅間神社。鳥居のところを入ると展望所が設けられている。展望所を過ぎると山口コース(2)との合流。 この付近は緑のトンネルになっている場所も多い。 さらに進むとおみざらし分岐。3方向に分かれており、右がおみざらし、直進及び左方向が山頂方面。本線は左。ここを登りきると山頂。 直進するとバイオトイレ前で、本線に比べ山頂までの距離は長くなる。おみざらし方向へはやや下っている。水が無いことも多い。 小田地区側の登山口については下記参照。 コースの全線ガイド(写真ガイド)は ![]() ![]() ![]() 小田休憩所前。小田城コースはここを直進して左に入る(左)、小田城コースの分岐。左へ入る(右) ![]() 分岐から少し進むと大師堂があり、小さな石仏が並ぶ。この先に右に入る場所がある。 ![]() ![]() 右側が小田休憩所からの道、左の斜面が要害展望所方面(左)、 要害展望所(右) ![]() 要害展望所からの眺望 ![]() ![]() 要害展望所から山頂方面は左の林の登山道に入る(左)、要害展望所を過ぎると森林の道(右) ![]() 富岡山頂 ![]() ![]() 堂平(左)、純平分岐(右) ![]() ![]() 大峰平展望所分岐(左)、大峰平展望所(右) ![]() ![]() 下浅間(左)、鳥居方向やや下にある展望所(右) ![]() 浅間神社下からの眺望 ![]() 山口コース(2)と小田城コースの分岐。頂上方向から見る。手前が山頂、奥が小田城コース登山口、右が山口コース(2) ![]() おみざらしへの分岐、3方向の分岐。おみざらしは右、直進及び左方向は山頂へ至る。おみざらしは少し下る。 直進するとバイオトイレ前で山頂方面の登山道と合流、左は山頂の直前でその登山道と合流する ![]() ![]() おみざらしに向かう道には多くの杉の大木がある(左)、おみざらし(右) ![]() ![]() おみざらし分岐を左折後の登山道(左)、同、山頂手前の登山道合流、左に行くと山頂(右) 小田城コース八幡神社登山口 小田城コース、小田地区、国道125号線側からの登山口。 小田城コース本来の登山口。公共交通機関を利用した場合、及びつくば市営筑波山麓小田駐車場、宝篋山臨時駐車場を利用しいて 小田城コースを登る場合、八幡神社登山口利用が最も便利。 国道125号から八幡神社へ向かい、鳥居手前で左に。少し進んだところに実質的な登山口がある。 少し登ると愛宕神社がある。鳥居手前に左に入る道がある。 少し行くと小田城コースに合流する。登山口の名称は当サイトが便宜上つけたもの。 ![]() ![]() 小田市街からの小田城コース登山口となる国道125号北側(左)、案内板(右) ![]() ![]() 八幡神社鳥居の脇の道路(左)、左の道路を進んだところにある小田城コースの実質的な登山口(右) ![]() 愛宕神社前分岐。鳥居の手前に左に入る道がある ![]() 小田城コース本線合流。右は中世城の道からの合流、左に行くと数分で富岡山頂、宝篋山頂は直進 小田城コース不動尊登山口 小田城コース、小田地区、国道125号線側からの登山口。 スタート地点は八幡神社登山口と同じ。 国道125号から八幡神社へ向かう道の手前で右に入り、小田不動尊から、小田城コースに合流するコース。 登山口の名称は当サイトが便宜上つけたもの。 ![]() 国道125号から八幡神社方向へ入ってすぐ、真ん中の電柱の手前の道を右に入る。正面にあるのは八幡神社の鳥居 ![]() 小田不動尊の境内脇の登山道入口 ![]() ![]() 小田不動尊から中世城の道へ向かう登山道(左)、中世城の道合流近く(右) ![]() 小田城コース本線との合流、ここを左に行くと小田城コース。右に行くと要害展望台を経て小田休憩所方面。手前が小田不動尊 山口コース(1) 大池公園と山頂を結ぶ約3.5kmのコース。森林浴を楽しむコースだが、眺望が開けた場所もある。 北西側から登山する場合のメインルートとなっている。 登山コースは、最初は田園地帯を進む。右手にはこれから登る宝篋山。一旦山口地区の集落に入り、そこを過ぎると左手に棚田がある。 その一番奥に実質的な登山口。登山道に入ると雑木林。少し進むと左手に沢が流れる。前半は森林のなかを進むルートで、眺望は無い。 後半になると、標高約255mに宝篋名水。この付近は眺望が開けており、休憩ポイントにもなっている。ここから断続的に眺望が開けた場所が出てくる。 山頂まで600m付近で万博記念の森がある。 そこを過ぎると最後の分岐。右側の狭い道が本線。見逃してしまうくらいの道なので注意。 ここから山頂までは約500mの一本道、道幅が狭い上やや傾斜が急でアップダウンがある。山頂手前になると急に視界が開ける。 なお、左側の道を進んでも山頂に行くことが出来る。ここから山頂までは約700mと右側の道と比べて遠回りにはなる。 山口コース(1)の全線ガイド(写真ガイド)は ![]() ![]() 大池公園から山口地区の集落へ入ると正面突き当たり。ここを左に行くと山口コース(1)、右に行くと山口コース(2)及び新寺コース ![]() 山口コース(1)の実質的な登山口(右) ![]() ![]() 山口コース(1)の途中にある分岐、ここは左へ(左)、同じく途中にある沢、横断する場所はあるが沢沿いに登るところはない(右) ![]() 宝篋名水、標高255m ![]() ![]() 宝篋名水前の眺望(左)、義経岩、ここを過ぎて折り返すと眺望が開けた場所が続く(右) ![]() 山口コース(1)からの眺望。開けた場所を過ぎると万博記念の森 ![]() 山頂前の分岐、どちらからでも山頂へ行ける。右が山頂まで約500m、左が山頂まで約700m。 右がアップダウンのある登山道、左が筑波パープルラインから来る林道に出るコース ![]() ![]() 分岐を左に進んだ直後の登山道(左)、筑波パープルラインからの林道合流。山頂はここを右へ(右) ![]() 筑波パープルラインからの林道途中にある分岐。右に進むと山頂への近道となるが道は険しくなる ![]() ![]() パープルラインからの林道途中の分岐を進んだ登山道(左)、同じく山頂前(右) ![]() 筑波パープルラインからの林道を直進するとバイオトイレ前に到着。 山口コース(2) 大池公園と山頂を結ぶ約3kmのコース。山口コース(1)の南側を通り、最後は小田城コースに合流して南側から頂上へ向かう。 森林浴を楽しむコース。 登山コースは、山口コース(1)と同じルートを進み、山口地区で分岐する。 分岐後も一般道路を進むが、しばらくするとかなりの急傾斜になる。一般道を登りきったところが実質的な登山口。 ここで振り返ると筑波山が正面に見えるなど、眺望はいい。 登山道に入ると、雑木林のなかを進む。全線において眺望は望めない。南面した明るい場所が展望所になっているが眺望は無い。休憩ポイントとなっている。 ここを過ぎると、緑のトンネルとなる場所も断続的に続く。間もなく、小田城コース合流。 山口コース(2)の全線ガイド(写真ガイド)は ![]() ![]() ![]() 山口コース(2)と新寺コースの分岐、突き当たり左が山口コース(2)、同じく右が新寺コース(左)、 山口コース(2)の実質的な登山口(右) ![]() 山口コース(2)からの筑波山の眺望 ![]() ![]() 山口コース(2)分岐、正面が山頂方面、左へ行くと山口コース(1)(左)、 突き当たり、ここを右へ(右) ![]() 山口コース(2)と新寺コースの合流。手前が山口コース(2)、右が新寺コース、左が山口コース(2)山頂方面 ![]() ![]() 山口コース(2)登山道、振り向くと正面に筑波山(左)、同じく登山道、間もなく小田城コースと合流(右) 新寺コース 大池公園と山頂を結ぶ約3.2kmのコース。山口コース(2)よりもさらに南側を通る。途中で山口コース(2)に合流する。 森林浴を楽しむコース。新寺コースだけの部分はかなり短い。 コースは、山口コース(2)と同じルートを進み、山口コース(1)と分岐直後、さらに山口コース(2)と分かれる。 その後もしばらく山口地区内の一般道路を進む。山口地区の新寺集落から実質的な登山道に入る。 登山道に入ってからは、急な傾斜が待ち受けている。しかもかなり道幅も狭い。この急傾斜を過ぎると間もなく山口コース(2)に合流する。 ![]() 新寺地区の市道から登山道方面への入口。カーブミラーのある道を登る ![]() ![]() 新寺コース登山道入口、突き当りを右へ(左)、実質的な新寺コースの登山口(右) ![]() ![]() 新寺コース登山道(左)、 山口コース(2)コースとの合流、この先は山口コース(2)となる(右) 純平歩道 常願寺コースと極楽寺コース、小田城コースを中腹で結ぶ登山道。極楽寺コースは一部が純平歩道を利用している。 横移動のため標高差は少ないが、若干のアップダウンはある。常願寺コースと極楽寺コースの間はいずれのコースから 入っても若干の登りから中間地点付近を過ぎると下りとなる。 ![]() ![]() 純平歩道、極楽寺コース分岐近く(左)、 同じく極楽寺コースから常願寺コースへ向かう(右) ![]() ![]() 純平歩道、常願寺コース近く(左)、同じく常願寺コースと極楽寺コースの中間付近(右) 山頂付近 ![]() 極楽寺、常願寺両コースと山口コース(2)、新寺コース方面を含めた小田城コースが合流、間もなく鳥居が見えてくる。 ![]() 宝篋山山頂手前にある鳥居。鳥居をくぐると山頂 ![]() ![]() 手水舎が転じて、手水車、手洗車か。隣には壊れた手水車がある。構造は後生車と同じ(左)、宝篋山山頂脇の無線中継所(右) 宝篋山山頂バイオトイレ 宝篋山の山頂下の広場にある。バイオトイレは、微生物の働きで有機物を分解し土に戻す仕組み。 このため、水を使わない、汲み取り不要などの特徴もあり、富士山などにも設置が進められている。 宝篋山のバイオトイレは男女兼用の一個室しかなく、登山者の急増により汲み取り式の簡易トイレを設置するなどして対応していたが、 2015(平成27)年7月、バイオトイレ2個室が増設された。なお増設されたバイオトイレはいずれも女子用。 ![]() 宝篋山山頂近くにあるバイオトイレ。左が従来からのバイオトイレ、右が増設されたバイオトイレ 忍性菩薩像 忍性は鎌倉時代の律宗の僧侶で、奈良・西大寺で修業し、1252(建長4)年、東国に下り、宝篋山周辺にあった小田・極楽寺に入った。 およそ10年、律宗の布教活動を行い鎌倉に移ったとされる。貧しい人々や病人の救護に当たったとされる。 死後の1328(嘉暦3)年、後醍醐天皇が菩薩号を贈っている。 忍性像は、2017(平成29)年が忍性生誕800年となることから、地元有志らが中心となって進められた。 像はハンセン病の子供を背負う忍性の姿で、同年11月、宝篋山山頂に建てられた。 ![]() 宝篋山山頂の忍性像 関東の富士見百景 富士山の良好な眺望が得られる地点として国土交通省関東地方整備局が2005(平成17)年に選定した「関東の富士見百景」に宝篋山が選ばれた。 宝篋山山頂からは、南側に望む関東平野ごしに富士山を望むことができる。山頂に百景の選定を記念する碑が建てられている。 山頂から見た富士山の姿は筑波山からの眺望へ。 ![]() 関東の富士見百景の碑 宝篋山の登山道周辺にある滝 こころの滝 宝篋山の登山路、極楽寺コースにある滝。 白滝 宝篋山の登山路、極楽寺コースにある滝。 ![]() ![]() こころの滝(左)、白滝(右) 葵の滝 宝篋山の登山路、極楽寺コースにある滝。 五条の滝 宝篋山の登山路、極楽寺コースにある滝。 ![]() ![]() 葵の滝(左)、五条の滝(右) 慈悲の滝 宝篋山の登山路、極楽寺コースにある滝。 宝命の滝 宝篋山の登山路、常願寺コースにある滝。 ![]() ![]() 慈悲の滝(左)、宝命の滝(右) くずしろの滝 宝篋山の登山路、常願寺コースにある滝。 雅の滝 宝篋山の登山路、常願寺コースにある滝。 ![]() ![]() くずしろの滝(左)、雅の滝(右) 極楽寺公園 忍性記念極楽寺公園。極楽寺コース入口にある公園。登山者の休憩スペースとなっている。2014(平成26)年4月26日オープン。 つくば市小田。極楽寺公園の地図 ![]() ![]() 忍性記念極楽寺公園(左)、極楽寺公園のこぶし(右) 大池公園 宝篋山ハイキングの西側の拠点となる公園。トイレ有。ただし、登山の場合の駐車は筑波山麓平沢駐車場へ。 公園前の道を宝篋山方向に向かい、突き当りのT字路を左に行くと山口(1)コース、右に行くと山口(2)コース及び新寺コース。 つくば市北条。大池公園の地図 ![]() 大池公園前 駐車場 山口コース(1)及び山口コース(2)、新寺コースは筑波山麓平沢駐車場へ。 小田休憩所の駐車場が満車の場合は、筑波山麓小田駐車場へ。 また小田城コースの場合は筑波山麓小田駐車場が便利。 筑波山麓平沢駐車場 つくば市平沢にあるつくば市営の無料駐車場。駐車台数は70台。 宝篋山ハイキングの西側の拠点。平沢官衙遺跡から、不動峠に向かって東に約300mの場所にある。 面積1369平方m。2011(平成23)年に設置された。 つくば市平沢754−1。筑波山麓平沢駐車場の地図 ![]() 筑波山麓平沢駐車場 筑波山麓小田駐車場 つくば市小田にあるつくば市営の無料駐車場。駐車台数は91台。仮説トイレ有。 2015(平成27)年に設置された。敷地は旧小田村の名主を務めた旧長島家の跡地。 2012(平成24)年、つくば市が寄贈を受けていた。 つくば市小田3069−1。筑波山麓小田駐車場の地図 ![]() 筑波山麓小田駐車場 交通アクセス 東京方面及び水戸方面から、小田休憩所、大池公園までの経路を紹介。 自動車 東京方面から、水戸方面から、いずれも常磐自動車道土浦北インターチェンジを降りて、国道125号をつくば市方面へ。 小田休憩所は、小田十字路を右折し、すぐに休憩所の案内看板があるのでそこを左折する。 大池公園は、小田十字路を直進し、北条新田交差点を右折、間もなく大池公園が右にあるので、そこを右折。 さらにすぐのところ右折すると大池公園。 公共交通機関 東京方面からは、つくばエクスプレス利用。つくば駅下車。小田休憩所は、つくバス小田シャトルで、小田東部バス停下車。 バス停近くの十字路を左折、八坂神社の丁字路を右折、間もなく小田十字路。直進し休憩所の案内看板のところを左折すると小田休憩所。 大池公園は、つくバス小田シャトルで、大池・平沢官衙入口バス停下車。 水戸方面からは、JR常磐線利用。土浦駅下車。小田休憩所は、関東鉄道バス「下妻駅」行で、宝篋山入口バス停(旧小田十字路バス停)下車。 大池公園は、同じく関東鉄道バス「下妻駅」行で、平沢官衙入口バス停下車。 ※土浦駅から「下妻駅」行バスを利用する場合、小田城コースの小田市街方面から登る場合に限り、小田バス停(宝篋山入口バス停の次)が最も近い。 詳しくは筑波山への交通アクセスへ。 ![]() 宝篋山山頂からの筑波山 ![]() 宝篋山山頂から土浦市方面を望む。中央に見えるのが霞ヶ浦の土浦入り ![]() つくば市北条、大池ごしの宝篋山
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