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大宮神社例大祭
茨城県行方市の玉造地区で、ゴールデンウィーク中の5月4日、5日の2日間に渡って開催される大宮神社例大祭(玉造大宮神社例大祭)。
「玉造のおまつり」と呼ばれ、神輿、天狗(猿田彦)、大鉾が町内を渡御するほか、玉造地区から3台の山車が出る。
初代玉造城主が始めたと伝えられる祭礼。五穀豊穣のほか、端午の節句に行われることから子供たちの健やかな成長を祈るという。
神輿が4日に神社から町内に渡御し御仮屋に鎮座、5日に町内を渡御した後、霞ヶ浦まで御浜降りした後、神社に還御する。 最後に、現在は乗馬しないが、流鏑馬による納めの神事が行われる。また、玉造城主役が祭りの主役の一人。弓と矢を持ち神輿渡御の先頭を歩く。 そして最後の流鏑馬で矢を射る大役を担う。 祭りが行われるのは玉造地区の横町、下宿、諸井、内宿、上宿、高須、泉、加茂、川向、柄貝、里の11区。 この11区が神輿、天狗、大鉾、そして流鏑馬ごとに年番となり、祭りの運営を執り行う。おおむね4年に1度役が回ってくる。 なお会場となる行方市玉造地区は、祭り期間中の2日間、神輿の渡御及び山車巡行に伴い通行の規制がある。 アクセス 公共交通機関はJR常磐線「石岡駅」から、かしてつバス「新鉾田駅」行、ないし「鉾田駅」行で 「玉造駅」「玉造下宿」「玉造庁舎前」バス停下車。JR常磐線「土浦駅」から、霞ヶ浦広域バス「玉造駅」行で 「玉造駅」「玉造下宿」「玉造庁舎前」バス停下車。鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「新鉾田駅」から「石岡駅」行で 「玉造駅」「玉造下宿」「玉造庁舎前」バス停下車。 常磐自動車道「千代田石岡IC」から国道6号、国道355号経由で約35分。 駐車場 行方市玉造地区の公共施設駐車場を使用。 玉造町駅跡で競演する山車=2017年= 神輿 4日、大宮神社から渡御し、玉造町内に設けられた御仮屋に鎮座する。5日午前、御仮屋を出発、再び玉造町内を渡御した後、 行方市浜の霞ヶ浦湖畔に向かい正午に「御浜降り」の神事を行う。その後玉造町内に戻り、町内を渡御した後、神社に還御する。駅前通りを渡御する神輿=2017年= 天狗=2017年=(左)、大鉾=2017年=(右) 御浜降り 5日、神輿は町内を渡御した後、行方市浜の霞ヶ浦湖岸で御浜降りを行う。御仮屋から神事を行う霞ヶ浦湖岸まで約2kmほどある。 神事は、正午ごろから神輿を前に神職が祝詞を奏上した後、同じく神職が霞ヶ浦の水を柄杓を使い神輿の四方からかける。 行きは天狗、大鉾、神輿の順で、帰りは神輿、大鉾、天狗の順での行列となる。 御浜降り神事=2017年=(左)、神事で神輿に霞ヶ浦の水をかける神職=2017年=(右) 還御 5日、神輿は御浜降りの後も町内を渡御、その後神社に戻る。 神社で神輿を納めた後、おおむね午後3時半ごろから還御の神事が行われる。 本殿改築及び拝殿新築のため御仮殿で行われた還御の神事=2019年= 流鏑馬 神社で還御神事が終わり最後に行われるのが流鏑馬。 かつては馬に乗って流鏑馬が行われていたが、 現在では乗馬せず、歩いて的に矢を当てる。実質的には歩射となっている。 3つの的があり順次、矢をあてていく。拝殿前及び鳥居前の2カ所で行われる。 拝殿前での流鏑馬=2019年=(左)、同じく鳥居前での流鏑馬=2019年=(右) 山車 山車は、各地区とも石岡型。またお囃子も石岡囃子系。いずれの山車も2階建て。1階は正面にステージがつき、 進行方向左側に太鼓が並ぶ。2階に飾り物の人形がつく。本町 ほんちょう 飾り物は日本武尊。囃子は本町囃子連。 駅前通りを運行中の本町山車=2017年= 玉造町駅跡で競演中の本町山車=2018年=(左)、飾り物の日本武尊=2018年=(右) 上町 かみちょう 飾り物は木花咲耶姫。囃子は上町囃子連。 駅前通りを運行中の上町山車=2017年= 玉造町駅跡で競演中の上町山車=2018年=(左)、飾り物の木花咲耶姫=2018年=(右) 諸柄 もろから 飾り物は聖徳太子。囃子は諸柄囃子連。 駅前通りを運行中の諸柄山車=2017年= 玉造町駅跡で競演中の諸柄山車=2018年=(左)、飾り物の聖徳太子=2018年=(右) 幌獅子 幌獅子は内宿から出る。市街地を進む幌獅子=2018年=
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