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関本神社太太神楽
太太神楽は、筑西市関本にある関本神社の伝わる神楽。
毎年3月3日の春の大祭と11月23日の秋の大祭で、関本神社神楽殿で奉納舞が行われる。
また、同神社の太太神楽は同市船玉の七鬼神社の例祭である4月20日直近の日曜日にも奉納舞がある。
第一座は五行の舞、第二座は那岐那美(なぎなみ)の舞、第三座は猿田彦の舞、第四座は翁義の舞、 第五座は八幡の舞、第六座は蛭子(ひるこ)の舞、第七座は連れの舞、第八座は岩戸開きの舞と八つの座からなり、 最後に岩戸開きの舞から連なる山神の舞で餅まきが行われ終了する。 笛、太鼓、舞の三要素で構成される舞楽で、「高千穂系神楽」に属する12神楽で、正しくは「太太御神楽(だいだいおんかぐら)」という。 世々相継ぎ絶えることなく永く奉納されるという意味で「代代神楽」にも通ずると伝えられている。 歴史は古く200年以上前の江戸時代の享保年間(1716〜36年)頃に始まるとされる。 筑西市関本。関本神社の地図 五行の舞 ごぎょうのまい。天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高皇産巣日神(たかみむすひのかみ)、 神産巣日神(かみむすひのかみ)、 宇摩志阿斯訶備比古遲神(うましあしかびひこじのかみ)、 天之常立神(あめのとこたちのかみ)の神による舞。 中央に黄色の幣束が置かれ、そこに素面で左手に青、赤、白、黒の幣束をそれぞれ持ち、右手には鈴を持った4人の舞手が 黄色幣束の周りを舞う。五行の舞 那岐那美の舞 なぎなみのまい。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)による舞。 子孫繁栄、開運を願う舞。那岐那美の舞 那岐那美の舞 猿田彦の舞 さるたのまい。導きの神、猿田彦神(さるたひこのかみ)による舞。 鉾を振り、山道の雲をおしはらい道案内する様を表現。午後九豊穣、国家安泰祈る舞。猿田彦の舞 翁の舞 おきなのまい。思兼之神(おもいかねのみこと)による舞。翁の面をつけ右手に鈴、左手に刀を持つ。 刀を四方、神前で振りながら舞う。翁の舞 翁の舞 八幡の舞 ひきめのまい。弓の名人、天稚彦命(あめのわかひこのみこと)による舞。蟇目は弓の名前。 弓に矢をつがえ四方をにらみ除災祈願する舞。八幡の舞 八幡の舞 蛭子の舞 ひるこのまい。恵比須様と呼ばれる事代主神(ことしろぬしのかみ)による舞。 見物客をまきこんで盛り上がる。最後に鯛を釣り上げる。農作物同様、海の幸に恵まれるよう祈る。蛭子の舞 蛭子の舞 蛭子の舞 連れの舞 稲荷の使い狐による田耕し種蒔きの舞。五穀豊穣の舞。連れの舞 連れの舞 岩戸開きの舞 いわとびらきのまい。天照大神がこもった磐戸の前で、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が舞、 天手力男命(あまのたちからおのみこと)が力強く磐戸を開く。岩戸開きの舞=2024年(左)、同じく岩戸開きの舞=2024年(右) 岩戸開きの舞=2024年(左)、同じく岩戸開きの舞=2024年(右) 山神の舞 やまがみのまい。三つ目の山の神である大山祗命(おおやまつみのみこと)による舞。 天照大神の復活と五穀豊穣をよるこびび餅をまく。山神の舞=2024年(左)、同じく山神の舞=2024年(右) 山神の舞=2024年(左)、同じく山神の舞=2024年(右)
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