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守谷祇園祭
茨城県守谷市の中心市街地で7月の最終土曜日を含む火曜日からの5日間に渡って開催される守谷祇園祭。
守谷総鎮守八坂神社の祭礼で北総三大祇園祭のひとつ(他は取手祇園祭、水海道祇園祭)。
多くの幟(のぼり)が氏子地域に立てられ 「幟祭り」とも呼ばれる。2015(平成27)年、守谷市の無形民俗文化財に指定されている。
守谷祇園祭は、火曜日に行われる「「御出遣(おでやり)」という神霊を本殿から神輿に移す神事に始まる。 その後神楽殿でのお囃子の奉納などが行われる。金曜日が宵宮。そして最もにぎわうのが土曜日の本祭。 朝から神輿が氏子地域を渡御する。神輿の渡御にも特徴があり選ばれた24人が交代なしで行う。 夕方からは、守谷駅前の上町、仲町、下町の商店街通り約800mが歩行者天国となる。 このころには、上町、坂町新町和会、海老原町、土塔新山町、仲下町の各町の山車と文月万灯神輿が出て盛り上がり人出も一気に増える。 神輿が宮入りする午後8時ごろに最高潮を迎え歩行者天国は身動きが出来ないような人出でにぎわう。 また、山車にも特徴がある。各町の山車とも囃子連が乗る山車に踊り場がついた構造だが、 下の車輪がついている駆動部を固定した上で、人が乗る部分だけを人力で回転させることができる。 神社前などで、右回り、左回りと回転方向を変えながら長い間回転させて、周囲からは歓声が上がる。 長い場合は3分以上も回転させているが、この回っている空間にいる人たちは何事もないように平然と囃子や踊りを披露しているのが特徴だ。 なおこのページ作成に際し守谷八坂神社の公式ホームページを参照した。 アクセス 公共交通機関はつくばエクスプレス「守谷駅」及び関東鉄道常総線「守谷駅」下車すぐ。 常磐自動車道「谷和原IC」から約5分。 駐車場 守谷駅周辺に有料駐車場。 神輿が宮入りした後の八坂神社前のにぎわい=2017年 神輿 宮神輿は、重さ約800kgといわれ、1864(元治元)年に作られた。 その後1902(明治35)年、1933(昭和8)年、1975(昭和50)年に修理された記録が残る。 前回の修理から40年以上がたち、傷みも目立ってきたことから、2016(平成28)年から2017(平成29)年にかけて平成の修理が行われ、2017(平成29)年の祇園祭でお披露目された。守谷八坂神社の宮神輿=2017年 修理前の宮神輿=2016年 神輿渡御 守谷祇園祭の特徴の一つになっているのが神輿の渡御。氏子から選ばれた24人が白い衣装に麻を巻いた姿で、およそ10kmのルートを交代なしで担ぎ6時間かけて渡御する。 また「もむ」といわれる担ぎ方も特徴で2度地面すれすれまで下げ、一気に高く突き上げる。宮入りする神輿。鳥居前でもみ高く突き上げられた神輿=2017年 山車・万灯神輿 5台の山車と1基の万灯神輿が出る。上町 上町山車=2017年(左)、山車の踊り場=2017年(右) 坂町新町和会 坂町新町山車=2017年(左)、山車の踊り場=2017年(右) 海老原町 海老原町山車=2017年(左)、山車の踊り場=2017年(右) 土塔新山町 土塔新山町山車=2017年(左)、山車の踊り場=2017年(右) 仲下町 仲下町山車=2017年(左)、山車の踊り場=2017年(右) 文月 文月万灯神輿=2017年 御出遣 御出遣(おでやり)は、本祭5日前の火曜日に行われる。 本殿の神霊を神輿に移す神事。夜行われ、神霊を移す際には、社殿の明かりが一斉に消される。御出遣の神事=2023年 奉納囃子 火曜日から毎夜、境内の神楽殿で各地区が交代でお囃子を奉納する。お囃子を奉納する仲下区=2023年(左)、同じく土塔新山区=2023年(右) 宵宮 金曜日の夜、山車の巡行が神社周辺で行われる。 また山車の競演なども行われ本祭へ向けて盛り上がる。宵宮に行われた山車の競演 宵宮の神社前で坂町新町和会の山車=2023年(左)、 同じく宵宮の神社前で仲下の山車=2023年(右) 宵宮で新しい山車を披露する上町=2023年 幟祭 守谷祇園祭の特徴の一つが幟。氏子地域に17本の幟が立てられる。 幟には「鎮守素戔鳴尊」などと書かれており先端には神主がお払いの時などに使う「大麻(おおぬさ)」がつけられている。 幟は大神を呼び寄せる依代として、あるいはその地域を魔を祓う意味があるという。仲町にたてられた幟(左)、同じく城内にたてられた幟(中)、同じく下新田にたてられた幟(右)
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