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江戸崎祇園祭
茨城県稲敷市の旧江戸崎町中心市街地で7月下旬の金曜日、土曜日、日曜日の3日間に渡って開催される。
江戸崎地区の鹿島神社と八坂神社の合同祭礼という珍しい形態をとる。
400年続くという伝統の祭りで西町、浜町、本宿町、門前町、切通町、戸張町、荒宿町、根宿町、田宿町、大宿町の各町が神輿を担ぐ当番町を務める。
このうち門前町を除く9町が山車を保有し祭りに華を添える。
江戸崎祇園祭の歴史は、安土桃山時代の天正年間にはじまったとされる。現在担がれている神輿は160年以上前の1857(安政4)年に造られたものという。 もともと八坂神社(天王様)の祭礼だったが、明治時代になり神社の社格が定められ、鹿島神社が村社に八坂神社は指定をはずれたことから両社合同の祭礼になったという。 当番町制度が定められたのは1877(明治10)年から、そして現在の順番が決められたのが1895(明治28)年で、当時の10町の代表が集まり当番の順序は抽選で決められた。 この10町は当時と変わらず上記の10町で、現在も神輿担当の当番町、獅子舞担当の受当町など輪番で行われている。 祭礼は、金曜日に神輿がでて当番町の御仮屋に。土曜日は御仮屋に鎮座したまま動かない。日曜日に御仮屋を出て神社に還御する。 江戸崎地区のメイン通りでは金曜日夜、市内各団体による「踊りのパレード」で、土曜日夜及び日曜日夜が山車の競演「えどさき劇場」。 中央十字路で各町内による踊りと分廻しの披露が行われる。 また、山車にも特徴がある。各町の山車とも囃子連が乗る部分と動かすためのタイヤがある駆動部が独立しており、 駆動部を固定した上で、お囃子が乗る部分が乗る部分だけを人力で回転させることができる。 この回転させることを「分廻し」といい最初はゆっくりとそして徐々に早くで、加えて右回り、左回りと回転方向を変えながら回転させることもある。 回転すると山車の周囲についは「花棒」とよばれる飾りが広がり、周囲からは歓声が上がる。 長い場合は5分以上も回転させているが、この回っている空間にいる人たちは何事もないように平然と囃子を演奏しているのが特徴だ。 金曜日から日曜日まで3日間、江戸崎地区のメイン通りは夜には交通規制が行われ通行止めとなる。 なおこのページ作成に際し江戸崎祇園祭の公式ホームページなどを参照した。 多くの人でにぎわう江戸崎祇園祭=2022年 アクセス 公共交通機関はJR常磐線「土浦駅」からJRバス「江戸崎駅行」、終点の江戸崎駅下車すぐ。 車の場合、首都圏中央連絡自動車道「稲敷IC」から約8分。 駐車場 周辺公共施設などを利用。 神輿 宮神輿は、1857(安政4)年に造られたものという歴史がある。明治時代に修理をした記録がある。江戸崎祇園祭の神輿=2019年 御仮屋の神輿=2022年 山車 9台の山車がある。ただし神輿の当番町と獅子舞の受当町は山車を出さない場合が多い。 掲載は1895(明治28)年に決められた当番町順。西町 西町の山車=2019年 分廻し中の西町山車=2019年(左)、通し砂切をする西町山車=2019年(右) 浜町 浜町の山車=2019年 分廻し中の浜町山車=2019年(左)、通し砂切をする浜町山車=2019年(右) 本宿町 本宿の山車=2019年 分廻し中の本宿山車=2019年(左)、通し砂切をする本宿山車=2019年(右) 切通町 戸張町 戸張町の山車=2019年 分廻し中の戸張町山車=2019年(左)、通し砂切をする戸張町山車=2019年(右) 荒宿町 荒宿の山車=2019年 分廻し中の荒宿山車=2019年(左)、通し砂切をする荒宿山車=2019年(右) 根宿町 根宿の山車=2019年 分廻し中の根宿山車=2019年(左)、通し砂切をする根宿山車=2019年(右) 田宿町 田宿の山車=2019年 分廻し中の田宿山車=2019年(左)、通し砂切をする田宿山車=2019年(右) 大宿町 大宿の山車=2019年 分廻し中の大宿山車=2019年(左)、通し砂切をする大宿山車=2019年(右)
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