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御岩神社
御岩神社は茨城県日立市入四間町の御岩山に鎮座する。
宇宙飛行士が「(宇宙から)光の柱が見えた」場所とされ、
日本国内有数とも最強ともいわれるパワースポットとして一躍注目を集める。
常陸国最古霊山、神仏を祀る唯一の社であるという。
祭神は国之常立神、大国主神、伊邪那美神など26柱。 標高530mの御岩山が御神体であり、御岩山中に188柱を祀る。 創建は不詳ながら、縄文時代晩期の祭祀跡が見つかっており、古くから信仰の地であったことがうかがえる。 奈良時代の724年に成立した常陸国風土記に「清らかな山かびれの高峰(御岩山)に天つ神鎮まる」の記載がある。 江戸時代には水戸藩初代藩主、徳川頼房公により、出羽三山が勧請され、水戸藩の国峰として、歴代藩主が参拝された祈願所だった。 境内には2代藩主徳川光圀公が大日本史編纂の筆染めの儀を行い完成を祈願したとされる池があり歌碑も建立されている。 明治の神仏分離により山中の寺院施設、大日堂、常念仏堂、百観音堂、大仁王門などが整理されたが、 仏像が多く残るほか、現在行われている祭礼はじめ古代の信仰や神仏習合が色濃く残る独自の信仰を伝えている。 なお、当ページ作成にあたり御岩神社発行の各種パンフレット及び筑波書林発行のふるさと文庫『御岩山』(山椒の会編集、志田諄一監修)などを参考にした。 入山注意参拝時間は午前6時から午後5時まで。 社務所は午前9時から午後5時まで。 御岩山登拝(登山)は午前6時から午後3時まで。 夜間は立入禁止となる。御岩山は山自体が神域であることから、登拝については次の7つの心得を設けている。 (1)登拝ルートの厳守、(2)雨天時、積雪での入山禁止(積雪後は雪が解けるまで入山禁止が続く。 また雨の降った翌日などは入山禁止にはならないもののかなり滑りやすくなっている。特に下山時注意が必要)、 (3)午後3時以降の入山禁止(夜間の入山禁止)、(4)登山の装備、(5)動植物や石の採取禁止、(6)火気厳禁、ごみ投棄禁止、 (7)食事禁止(飲み物は可、むしろ熱中症予防などのために十分とることをすすめている)。 登拝には7つの心得にも「登山の装備」が必要。低山とはいえ、急な場所も数多くあることから「山に登る」ことを念頭に準備するべき。 また、駐車場から御岩神社の本殿、拝殿がある場所までさえもかなり長い参道があることから、登拝の予定がなくても歩きやすい靴、服装がいい。 アクセス日立市入四間町752。御岩神社駐車場の地図【車】 常磐自動車道、日立中央インターチェンジから日立有料道路を経て茨城県道36号日立山方線を常陸太田方面へ。 本山トンネルを抜け奥日立きららの里入口を経て間もなく。左手に入ると御岩神社だが、道路の左右に駐車場がある。 【公共交通機関】 JR常磐線「日立駅」下車、1番バス乗り場から日立電鉄バス「東河内」行きで「御岩神社」バス停下車すぐ。 御岩神社祭神は国之常立神、大国主神、伊邪那岐神、伊邪那美神、大山祇神など26柱。御岩神社の地図 御岩神社拝殿 御岩神社本殿 参集殿(左)、手水舎、参道両側にある(右) 斎神社回向殿から橋を渡って御岩神社前へ(左)、拝殿前にある御神木(右) 稲荷総社、5つの御稲荷様が祀られている(左)、姥神(右) 斎神社斎神社回向殿。神仏習合の施設。斎神社の祭神は、天御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、八衢比古神,八衢比賣神。 回向殿の本尊は木造阿弥陀如来坐像で日立市指定文化財。檜の寄せ木造り。像高59cm、坐幅48.5cm。室町時代後半の作という。 もとは木造大日如来坐像が本尊だった。茨城県指定文化財。檜の寄せ木造り。像高61cm、坐幅42cm。室町時代の作。 天井画の「御岩山雲龍図」は、2016(平成28)年秋に行われた茨城県北芸術祭の作品で岡村美紀氏による。 神仏混合の伝統行事、回向祭が4月と10月に行われる。斎神社の地図 斎神社回向殿 斎神社回向殿前、左側の鳥居をくぐって御岩神社へ。右にある建物はトイレ。なお登拝する場合、ここから上にトイレは無い 斎神社回向殿前参道(左)、回向殿前にある後生車(右) 参道正面の鳥居前左側に社務所。鳥居をくぐってすぐ左手に祓戸神社。その脇に愛宕神社の入口鳥居がある。少し進むと右手に御神木である三本杉、樹齢約600年、幹回り約9m、高さは約50m。 その名の通り地上3mから3本に分かれているのが特徴。 茨城県指定天然記念物。林野庁の「森の巨人たち百選」に茨城県内で唯一選ばれている。 三本杉のそばに楼門(大仁王門)がある。明治の廃仏毀釈で仁王門も取り壊されたが、1991(平成3)年、120年ぶりに再建された。 仁王門を過ぎると参道が二手に分かれる。順路は左。句碑などが並んでいる。 参道奥正面が斎神社回向殿、そのさらに奥に御岩神社の拝殿、本殿がある。 また回向殿手前左側に表参道の登山口鳥居がある。 御岩神社社務所の地図 祓戸神社の地図 愛宕神社の地図 御神木三本杉の地図 仁王門の地図 茨城四十五景御岩山の碑(左)、参道入り口の大鳥居(右) 祓戸神社、社殿脇に貸し出し用の登山杖がある(左)、愛宕神社(右) 御神木の三本杉 楼門 参道向かって左手に祀られている仁王像吽形像(左)、同じく右手に祀られている仁王像阿形像(右) 参道 苔が全体についた枯れ木(左)、同じく切株(右) 参道は小川を渡って左へ(左)、2つに分かれている参道の中央を小川が流れる(右) 排誌「かびれ」を創刊するなど日立で活動した大竹孤愁の句碑(左)、同じく日立で活動した久保紫雲号の句碑(右) 斎神社回向殿前の池 池の前にある心洗の碑(左)、池の中央に鎮座する不動明王(右) 表参道表参道は、御岩神社拝殿手前からかびれ神宮に至る。参道ではあるが道は徐々に険しくなり、登山道ともいえる急斜面の場所も多い。表参道の入口となる鳥居。斎神社手前にある(左)、御岩神社参集殿脇からの表参道(右) 御岩神社から登り始めてすぐにある参道案内板 木立の中を歩く(左)、木製の橋を渡る。参道左には登山の案内標(右) さらに木製の橋を渡る(左)、参道左側に小川。この付近から道が険しくなる(右) 岩場を歩く参道(左)、木立のなか狭い参道を進む。ここを過ぎると間もなくかびれ神宮(右) 裏参道裏参道は、御岩神社拝殿向かって右手奥からかびれ神宮に至る。表参道同様、登山道ともいえる急斜面の場所も多い。 下山専用ではないが、下山道として使われることが多いことから標高の高い側、かびれ神宮近くの分岐先から紹介。分岐後、近くにある多くの祠(左)、祠近くの裏参道(右) 木立の中にある裏参道(左)、細く急斜面かつ路面状況が悪い場所もある(右) 裏参道に架かる橋(左)、裏参道沿いにある地蔵尊や供養塔(右) 佐竹氏歴代の墓とされる石塔が並ぶ(左)、三宝荒神(右) 薩都神社中宮(左)、薩都神社鳥居(右) 御岩神社手前の裏参道。斎神社の屋根がわずかに見える かびれ神宮御岩神社奥宮。かびれ神宮下宮。祭神は、天照大神、邇邇藝命、立速日男命。 御岩山頂上の石柱の宮はかびれ神宮奥宮とされる=下記御岩山の項を参照。 水戸徳川家2代藩主、徳川光圀公が大日本史編纂の際、社殿手前にある御多満里池の水で筆染めの儀を行い誓歌を詠んだとされる。かびれ神宮の地図 かびれ神宮 かびれ神宮前、右手へ行くと頂上への道と裏参道(左)、徳川光圀公誓歌碑(右) 今上関(左)、御多満里池(右) 頂上への道と裏参道。この先で分岐(左)、頂上への道と裏参道の分岐。左が頂上、右が裏参道(右) 御岩山登山道かびれ神宮から御岩山頂上への登拝道。かつては岩場と呼ばれる場所を登ることができたが、東日本大震災の影響で危険なため、現在通行止め。 神峰高鈴ハイキングコースへ迂回し山頂へ向かう。頂上への道と裏参道の分岐を過ぎた直後 御岩山登山道、巨木が鳥居のようになっている場所も(左)、この付近から迂回路(右) ハイキングコースへの合流(左)、ハイキングコース(右) ハイキングコースで勾配が急な場所(左)、一転平らなハイキングコース(右) ハイキングコース頂上への分岐(左)、分岐後の登拝道(右) 御岩山頂上には「御岩山頂上賀毘禮之高峯」(毘は田が左、比が右)とある。 南側の眺望が開けているほか、かびれ神宮奥宮である「石柱のあるお宮」、赤い石などパワースポットがある。 なお、御神体とされる石柱、赤い石はいずれも手で触れてはならない。かびれの高峰の地図 御岩山頂上からの眺望 御岩山頂上 パワースポットといわれるかびれ神宮奥宮である石柱の宮 同じくパワースポットといわれる赤い石(左)、赤い石のある岩場(右) 御朱印御朱印は御岩神社とかびれ神宮がある。授与は社務所。 また、オリジナル御朱印帳が数種類ある。斎神社回向殿の天井画「雲龍図」をデザインした御朱印帳はやや大判となっている。 なお、平日は原則書置き。御岩神社の御朱印(左)、かびれ神宮の御朱印(右) 御岩神社オリジナル御朱印帳、雲龍図の表紙(左)、同じく裏表紙(右) 主行事1月 元旦祭、新年祈願祭2月 節分祭、かびれ神宮祭、初午祭 4月 例祭、春季回向祭 5月 薩都神社例祭 8月 中元祖霊祭盆供養 10月 秋季回向祭 11月 新嘗献穀祭 毎月1日月次祭、月祓式
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