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元三大師
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正覚山蓮前院安楽寺(しょうかくさんれんぜんいんあんらくじ)。茨城県常総市にある。天台宗別格本山。本尊は阿弥陀如来。 江戸時代に勧請された元三大師が有名で、厄除けの寺として知られる。東国花の寺茨城9番。 929(延長7)年、菅原道真公の第3子、三郎景行公により大生郷天満宮の別当寺として創建された。 大宰府天満宮の別当寺・安楽寺にならっての建立で寺号も同じにしている。 江戸時代、天海大僧正は、江戸幕府3代将軍徳川家光公のお世継ぎ祈祷のため、平安時代に良源大僧正 =元三大師=がその霊験により中宮様に親王を誕生させた故事にならい、現在の東京・上野にある東叡山寛永寺に元三大師を勧請した。 さらに鬼門にあたる安楽寺にも元三大師を勧請、以来江戸城の鬼門除けの祈願寺として栄えたという。 同寺には3つの門があり願い事により入る門が違う。南側の長い参道、表参道は長寿門で厄除け健康長寿。 西参道からは子安門で、子孫繁栄、家内安全。東参道からは福禄門、商売繁盛に御利益があるとされる。 そして本堂及び元三大師堂に入る前に諸願成就門がある。なお、1955(昭和30)年に火災があり、ほとんどの堂はその後再建されたもの。 毎年1月3日の大縁日では、護摩供養が行われ、開運の寺紋入り福だるまを求める多くの参拝者でにぎわう。 櫓の上から餅やお菓子をまく「お種まき」も行われる。 最近では、映画やテレビのロケ地として知られる。 うっそうとした森林に囲まれた長い表参道は時代劇などのロケでよく使われている。 なおこのページ作成に際し、公式ホームページや現地説明板などを参考にした。 本堂前境内(左)、諸願成就門前境内(右) 元三大師堂 諸願成就門を入り正面の一段高い場所にある。その名の通り元三大師を安置する。 元三大師堂(左)、扁額(右) 元三大師堂前の狛犬、向かって左側(左)、同じく右側(右) 本堂 本尊の阿弥陀如来を祀る。諸願成就門を入って左手にある。 本堂 本坊常行院 本堂と並んである。 本坊 鐘楼堂 子安門と諸願成就門の間にある。 鐘楼堂 諸願成就門 中門。厄除門。三方の門、いずれから入ってもここの門をくぐり本堂、元三大師堂へ。 諸願成就門 長寿門 南側の表参道にある。健康延寿之門。正面の扁額は「正覚山」。扁額が掲げられているのはこの門のみ。 この門から入ると厄除け、健康長寿に御利益有とされる。 長寿門(左)、長寿門の扁額(右) 子安門 西参道にある。この門から入ると家内安全、子孫繁栄に御利益有とされる。 寺伝によると「古来此の西の参道より参詣され西門を入ればまさに二求両願を成就し子宝に恵まれ子孫繁栄叶うべし」とある。 子安門 福禄門 東参道にある。この門から入ると商売繁盛などに御利益有とされる。 福禄門 南大門 正門。寺伝によると「古来此の南の表参道より参詣され南大門を入ればまさに心身不空にして健康回復し延寿叶うべしと」とある。 ただ通常は参道が長く本堂までの距離があるためこちらから入山する人は少ない。 南大門 入口案内板(左)、南大門前駐車場(右) 手水舎 諸行成就門前にある。 手水舎(左)、手水(右) 権者井戸 ごんじゃいど。元三大師の尊像出現したという枯れることなく湧出している井戸。 石標には「元三大師慈慧大僧正深秘尊像出現之霊井」とある。 権者井戸 庫裡 重厚なつくりの庫裡。本堂の向かい側にあるが、入口は福禄門側。 庫裡 御守授与所 御守などの授与所。御朱印の受付もこちら。本堂の向かい側にある。 御守授与所 参道 表参道。映画やテレビのロケ地としても有名。 参道 長寿門から見た参道(左)、長寿門前の参道(右) 如意輪観世音菩薩 元三大師堂向かって左手にある。 如意輪観世音菩薩(左)、同じく全景(右) 日吉山王権現廿一社 同じく元三大師堂向かって左手にある。 日吉山王権現廿一社 七観音 元三大師堂と御守授与所の間にある。向かって左から如意輪観世音菩薩、不空羅索観世音菩薩、准胝観世音菩薩、 十一面観世音菩薩、馬頭観世音菩薩、聖観世音菩薩、千手千眼観自在菩薩。なお、七観音の名称は当サイトが便宜上つけたもの。 七観音 伝教大師像 庫裡前、本堂の方を向いてある。 伝教大師像 伽羅供養塔 鬼怒川の水害から村を守るため人柱にされた娘、お伽羅の供養塔。 伽羅供養塔 篠塚伊賀守重広一族供養塔 南北朝時代、南朝方の重臣、新田義貞の側近の一人で、その勇猛な戦いぶりから四天王の一人に数えられた篠塚伊賀守重広とその一族の供養塔。 篠塚伊賀守重広一族供養塔 旗本高家京極家墓所 京極高通、小一郎親子の墓。親子如意輪観世音菩薩像がある。 旗本高家京極家墓所 カヤ 庫裡前にあるカヤ。1955(昭和30)年の火災でほとんどの枝が枯れてしまったが次第に回復、現在では樹勢もよく大きく枝を伸ばしている。 幹回りは約5m。 カヤ 桜 元三大師堂と本堂前に枝垂桜がある。 元三大師堂脇の枝垂桜 本堂前の枝垂桜 元三大師大縁日 毎年、元三大師の命日である1月3日に開かれる。護摩供養が行われ、開運の寺紋入り福だるまを求める参拝者でにぎわう。 また「お種まき(紅白餅まき)」が境内に設けられた櫓の上から盛大に行われる。 大縁日でのお種まき 御朱印 本尊阿弥陀如来と元三大師の御朱印がある。御朱印は授与所へ。 安楽寺本尊阿弥陀如来の御朱印(左)、元三大師の御朱印(左中)、 安楽寺オリジナル御朱印帳表紙(中右)、同じくオリジナル御朱印帳裏表紙(右) アクセス 茨城県常総市大輪町1。元三大師の地図 【車】 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)常総インターチェンジから国道294号などを経て約6km、約10分。 常磐自動車道谷和原インターチェンジから国道294号などを経て約11km、約20分。 【駐車場】 参拝者無料駐車場が福禄門脇、南大門脇にある。メイン駐車場は福禄門脇。また、規模は小さいが西参道、東参道にもある。 元三大師駐車場(福禄門脇)の地図 元三大師駐車場(南大門脇)の地図 元三大師、福禄門脇駐車場 【公共交通機関】 最寄駅は関東鉄道常総線、中妻駅か三妻駅。いずれもタクシー。 少し距離は伸びるが交通の便は同線水海道駅からがスムーズ。
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