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筑波山

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つくば市の寺院

 つくば市内にある寺院をを各地区(旧町村)ごとに紹介。
 寺院の御朱印については御朱印・寺院も参照。
 つくば近隣ガイドの各市町村で紹介している寺院の一覧は 茨城の寺院へ。

筑波地区

筑波山大御堂 つくばさんおおみどう
 筑波山神社に隣接する真言宗豊山派の寺院。神齢山悉地院大聖護国寺別院(大本山護国寺の別院)。 江戸時代には筑波山神社と神仏混合で祀られ、現在の中腹にある筑波山神社拝殿周辺に多くの伽藍があった。 本尊は十一面千手観世音菩薩。坂東三十三観音霊場第25番札所。筑波山知足院中禅寺大御堂。
 782(延暦元)年、徳一上人が建立、千手観世音菩薩を安置、知足院中禅寺と号した。江戸時代には3代将軍・徳川家光公の庇護の下、 大御堂、三重塔、鐘楼、楼門などを造営、寺領千五百石の寺格を有する大寺院となった。現在の筑波山神社拝殿の場所に本堂があった。 しかし、明治維新後の廃仏棄却で1871(明治5)年に廃寺となった。本尊などはかろうじて難を逃れ、仮堂におさめられ、1930(昭和5)年には護周寺持仏堂となった。 ところが1938(昭和13)年7月3日、豪雨による筑波山の千手沢土石流災害で倒壊。 1940(昭和15)年に現在地に移転復興が決まったが戦争により再建は延期となっていた。 1959(昭和34)年、大御堂再建計画が始動。総欅造りの民家を移築し本堂に改修、1961(昭和36)年に完成した。 その本堂も老朽化などにより2017(平成29)年解体され、2018(平成30)年12月10日上棟、 2020(令和2)年3月新本堂完成、同年秋、本堂落慶法要を予定。 同時に本尊の十一面千手観世音菩薩の修復も行われた。本尊は2019(令和元)年12月18日、開眼法要を実施した。
 家光公が建立した鐘楼は、つくば市内の慶龍寺に移築され、今でも当時の姿で伝わっている。 そのため大御堂には梵鐘及び鐘楼が無かったが、御詠歌にもある大御堂の鐘を復活させようと崇敬者の協力により復活。 2001(平成13)年12月7日、鐘楼堂の落慶法要が行われた。梵鐘は外径3尺2寸(約97cm)、総高5尺3寸(約161cm)、 重量は250貫(約1トン)。鐘楼堂は銅板葺入母屋造。
 御朱印有。御朱印については御朱印・寺院も参照。 坂東三十三観音霊場については坂東三十三観音霊場も参照。
 つくば市筑波748。筑波山大御堂の地図
筑波山大御堂 大御堂大師堂御朱印
筑波山大御堂本堂、堂の背後に見えるのが筑波山(左)、坂東三十三観音霊場第25番札所の御朱印(右)
大御堂鐘楼 筑波山大御堂眺望
鐘楼(左)、本堂前からの眺望(右)
筑波山大御堂参道 筑波山大御堂旧本堂
筑波山大御堂参道、背後に筑波山の男体山、女体山(左)、 現在は取り壊された1961年完成の旧筑波山大御堂(右)
慶龍寺 けいりゅうじ
 勢光山広蔵院慶龍寺。泉子育観音として知られる。子供の虫封じの寺として有名で江戸時代からその名が知られていた。子授け、幼児の病気回復に御利益がある。真言宗豊山派。 本尊は、子育出世正観世音菩薩で、807(大同2)年、弘法大師・空海が京都の東寺で鎮護国家、小児安全の護摩祈祷のときに、本尊として自ら彫ったものと伝えられる。 1615(元和元)年、現在の神奈川県小田原・観音寺の住職・慶龍法印が観音像を笈(おい=僧が仏具などを入れて背負う脚・開き戸のついた箱)に納めて布教の途中、 現在寺のある泉村に草庵を建て、1618(元和4)年、堂を建立し創建した。 本堂は、明治時代初めの建立で、桁行三間、梁間三間。千鳥破風に向拝を軒唐破風としている。彫刻が多数施されている。 2月11日の例大祭のほか、七五三の時期は、特ににぎわいをみせる。 また、4月には境内にある枝垂桜が美しい。
 境内には、筑波山知足院中禅寺の鐘楼が移築されている。 鐘楼の詳細はつくば市の文化財へ。
 泉子育観音・慶龍寺の詳細は泉子育観音へ。
 御朱印有。御朱印については御朱印・寺院も参照。
 つくば市泉2348。慶龍寺の地図
慶龍寺本堂 慶龍寺御朱印
慶龍寺本堂(左)、御朱印(右)
慶龍寺鐘楼 慶龍寺山門
筑波山中禅寺から慶龍寺に移築された鐘楼(左)、山門(右)
普門寺
 慈眼山三光院普門寺。つくば道沿いにある真言宗豊山派の寺。鎌倉時代末、1323(元亨3)年、乗海の開山。 本尊は、平安時代末の高僧・恵心僧都の作とされる阿弥陀如来。 この地方を治めていた豪族、小田治久の開基であり、代々小田氏の祈願所とされ、当時、10万石の格式と、末寺508ケ寺を持つに至っている。 茨城県の南部に真言宗豊山派の寺院が多いのはこのためとされる。 現在は、江戸時代に再建された赤門、客殿、また黒門、鐘楼、書院などが当時の面影を残している。 黒門は、筑波地域で最も古い寺社建築物のひとつ。慶長年間に建立された薬医門。客殿は1752(宝暦2)年の上棟。 赤門は1783(天明3)年の再建。客殿は桁行七間、梁間五間、さらに間口二間、奥行一間の床間が張り出している。 室町時代の小田氏供養塔「九重層塔」は茨城県指定文化財。
 2009(平成21)年12月8日、本堂が全焼した。焼失した本堂は1790(寛政2)年の上棟だった。 2015(平成27)年10月25日、新本堂落慶。
 つくば市神郡970。普門寺の地図
普門寺本堂
普門寺本堂
普門寺黒門 普門寺赤門
普門寺の黒門(左)、同じく赤門(右)
一乗院
 筑波山一乗院真福寺。本尊は「筑波不動」と称される不動明王像。北関東三十六不動尊霊場第32番札所。 厄除け、家内安全、交通安全、試験合格、求子安産などに御利益があるとされる。 本尊のほかに、境内には「雷除不動尊」、「災難除不動尊」などが祀られている。趣のある山門も特徴。
 徳一により807(大同2)年の開山とされる。当初は法相宗だったが後に真言宗に改めている。 当初は筑波山中にあったが、その後筑波山の西側にある前峰に移り、さらに現在地に移った。 長らく仮本堂だったが、2015(平成27)年に本堂が建立された。
 北関東三十六不動尊霊場については北関東三十六不動尊霊場へ。
 つくば市上大島2594。一乗院の地図
一乗院明王殿 一乗院御朱印
本堂である明王殿(左)、北関東三十六不動尊霊場第32番札所御朱印(右)
一乗院門 一乗院清浄水
山門(左)、山門前にある清浄水(右)
雷除け不動尊 災難除不動尊
境内にある雷除不動尊(左)、災難除不動尊(右)
性山寺 しょうさんじ
 国松山万貫院性山寺。曹洞宗。本尊は釈迦如来。1559(永禄2)年、真壁久幹開基。真壁・伝正寺五世全及開山。 1740(元文5)年本堂再建。桁行七間、梁間六間。
 つくば市国松1361。性山寺の地図
性山寺山門 性山寺本堂
性山寺山門(左)、本堂(右)
無量院 むりょういん
 梅松山光明寺。時宗。本尊・阿弥陀如来立像。1194(建久4)年の開創で、開基は多気太郎義幹。 当時は天台宗だった。呑海上人が布教の折、この寺を訪れ、多気太郎を供養するとともに寺を時宗に改めた。 嘉暦年間(1326〜28年)現在地に移転。境内にある天満宮は、雨乞いの神として信仰厚く、昭和の初期まで雨乞いが行われていたという。 現本堂は2004(平成16)年に完成した。
 つくば市北条375。無量院の地図
無量院
無量院本堂
全宗寺 ぜんそうじ
 熊野山阿弥陀院。北条の熊野神社の脇にある。熊野権現別当。真言宗豊山派。本尊は波切不動尊。 1385(応永2)年の開創。最後の北条城主・北条治高の家臣、蜷川全宗が天正年間(1573〜91年)に再興し全宗寺と改めた。
 つくば市北条381。全宗寺の地図
全宗寺
全宗寺不動堂
宝安寺 ほうあんじ
 泉谷山秋葉院。曹洞宗。本尊は釈迦如来。はじめ天台宗の寺として別の場所に開創。 真壁・伝正寺の全及が現在地に開山。開基は大沢安房守重房。北条地区の北側、城山を背にした場所にある。
 つくば市北条414。宝安寺の地図
宝安寺
宝安寺
龍勝寺
 萬松山香華院龍勝寺。曹洞宗。本尊は釈迦如来。禅宗の寺院様式によって作られた八脚楼門が特徴。上層には十六羅漢像を安置する。 棟札には1807(文化4)年の記述がある。本堂は1724(享保9)年の建立。 開山の年代は不明だが、以前あった古鐘には、1361(延文6)年、小田氏第8代孝朝寄進の銘があったという。
 つくば市小田2774。龍勝寺の地図
龍勝寺山門 龍勝寺本堂
威厳のある龍勝寺山門(左)、龍勝寺本堂(右)
長久寺
 医王山遍勝院長久寺。真言宗醍醐派。1459(長禄3)年、那珂郡小場村で開山。小場氏が小田に移るのに合わせて1600(慶長5)年、移転した。 本堂の桁行は八間で、桁行が偶数のため入口が中心からずれて作られている。梁行は六間。境内には、近くの極楽寺にあったものと見られる鎌倉時代の石灯籠がある。 茨城百八地蔵尊霊場第84番札所。霊場の詳細は茨城百八地蔵尊霊場へ。
 つくば市小田2716。長久寺の地図
長久寺本堂
長久寺本堂
解脱寺
 勢至山一心院解脱寺。浄土宗。本尊は阿弥陀如来。入口正面には二十三夜堂、右手に本堂がある。 1398(応永5)年、弁誉上人によって開山。戦国時代に罹災するも、江戸時代初期、9世舜誉上人が中興。 本堂は享保年間(1716〜36年)の再建。二十三夜堂(勢至堂=勢至菩薩を祀る)は1791(寛政3)年の再建。 本尊は室町時代末の作とされる阿弥陀如来立像。明治時代、小田小学校が境内で開校した。
 つくば市小田3146。解脱寺の地図
解脱寺本堂 解脱寺二十三夜堂
歴史が感じられる解脱寺の本堂(左)、二十三夜堂(右)
延寿院
 富岡山石上寺。もともとは長久寺の門徒寺だった。現在は廃寺となっており、薬師堂のみが残る。 薬師堂は享保年間(1716〜35年)の再建。 隅木に「享保九年」(1724年)の墨書、正面の「富岡山」の扁額は1733(享保18)年の寄進。 桁行三間、梁間三間の入母屋造り。 本尊は薬師如来坐像で像高28cm、室町時代の作とされる。 旧小田村時代に役場が置かれていた。境内には、小田村役場があったことを示す記念碑がある。
 つくば市小田3048。延寿院の地図
延寿院薬師堂
延寿院薬師堂
宝蔵寺
 法貴山普賢院。真言宗豊山派。本尊・地蔵菩薩。
 つくば市寺具517−1。宝蔵寺の地図
宝蔵寺
宝蔵寺本堂
法伝寺
 説照山来迎院。浄土宗。本尊・阿弥陀如来。1285(弘安8)年、時宗の寺として一向有阿法弟華的開山。 1651(天正19)年、聖阿中興。1941(昭和16)年、浄土宗へ。境内に江戸時代の領主、堀氏の墓がある。
 つくば市田中572。法伝寺の地図
法伝寺
法伝寺本堂
善勝寺
 永勝山実相院。天台宗の寺。大曽根・千光寺17世慈大開山。
 つくば市田中1851。善勝寺の地図
善勝寺
善勝寺
東済寺
 充宝山地蔵院。真言宗豊山派。本尊・大日如来。
 つくば市作谷。東済寺の地図
東済寺
東済寺
一乗院
 摩尼山一乗院龍福寺。真言宗豊山派。本尊は十一面観音。1450(宝徳2)年創建。 戦国時代末の1590(天正18)年には、下妻・多賀谷氏の支配下で祈願寺となる。 1936(昭和11)年に本堂、庫裡を焼失した。焼失を免れた楼門は、江戸初期、1655(明暦元)年建立とされるが、 1796(寛政8)年の再建時のものと推定される。八脚楼門風で、下層の中間4本の柱は角柱。 本堂は2012(平成24)年に再建された。 境内には江戸時代に奉納された五輪塔や多宝塔がある。楼門と堂の間には趣のある桜がある。
 2018(平成30)年12月19日、梵鐘と鐘楼が完成した。梵鐘の製作は桜川市の小田部鋳造によるもので、青銅製、高さ約154cm、直径約85cm、 重さは約750kgある。梵鐘は江戸時代の1773(安永3)年に造られたものがあったが、 第2次世界大戦中に供出され失われていた。その鐘も小田部鋳造によるものだったという。
 つくば市安食937−1。一乗院の地図
一乗院門
一乗院の楼門
一乗院堂 一乗院鐘楼
一乗院の本堂(左)、同じく鐘楼(右)
医王寺
 真言宗豊山派の寺。現在は山門が残る。
 つくば市水守1089。医王寺の地図
医王寺門
医王寺山門
宝生寺
 岩崎山無量寿院宝生寺。真言宗の寺。1484(文明16)年開山。
 つくば市大形966。宝生寺の地図
宝生寺本堂 宝生寺山門
宝生寺本堂(左)、山門(右)
西光寺
 松風山村雨院西光寺。時宗の寺。本尊は阿弥陀如来。
 つくば市洞下367。西光寺の地図
西光寺
西光寺
善照寺
 峯光山。浄土真宗の寺。本尊は阿弥陀如来。 1218(建保6)年、筑波山中禅寺別当明玄(筑波八郎為氏)、親鸞聖人に帰依し了信と名を改め開山した。
 つくば市上大島1095。善照寺の地図
善照寺本堂
善照寺本堂
円乗寺
 伽羅陀山地蔵院。天台宗。本尊は地蔵菩薩。
 つくば市山木。円乗寺の地図
円乗寺
円乗寺

大穂地区

千光寺 せんこうじ
 庭星山千手院千光寺。天台宗。開祖は、比叡山天台座主三世円仁慈覚大師。大師は、862(貞観4)年、小田・宝筐山中で、千手の法を修め、中腹に草庵を建てたと伝えられる。 1201(建仁元)年、小田家の祖である八田知家が宝筐山麓の石崎(現土浦市小高)に再建し、小田家代々の祈願所とした。 その後寺は、兵火で焼失。1586(天正14)年、黒子・千妙寺から、僧亮尊を招いて現在地に再建した。境内は、春は桜が美しく、秋は紅葉で彩られる。
 御朱印有。御朱印については御朱印・寺院も参照。 茨城百八地蔵尊霊場第85番札所。霊場の詳細は茨城百八地蔵尊霊場へ。
 つくば市大曽根446。千光寺の地図
千光寺本堂 千光寺御朱印
千光寺本堂(左)、御朱印(右)
千光寺山門 千光寺堂
千光寺山門(左)、山門正面にあるお堂(右)
常福寺
 仏名山玉川院。真宗大谷派(東本願寺派)。親鸞聖人二十四輩18番。開山の入信は、常陸国那珂郡久慈(現常陸大宮市)の領主の八田五郎知朝。 親鸞に拝謁し、弟子となった知朝は、専修念仏の奥義を授けられ、入信の法号を授けられた。 1216(建保4)年、久慈に常福寺を建立。その後、1541(天文10)年、現在地に移転した。 本堂は1988(平成元)年の再建。
 つくば市大曽根685−1。常福寺の地図
常福寺
常福寺本堂
西方寺
 玉影山宝珠院。時宗の寺。趣のある山門が特徴。山門には「時衆道場 西方寺」と掲げられている。
 つくば市玉取1959。西方寺の地図
西方寺山門 西方寺本堂
西方寺山門(左)、本堂(右)
宝持院
 赤城山宝持院。真言宗豊山派の寺。1572(元亀3)年、宗海法師の開基。 本堂は1628(寛永5)年の建立。本堂内に板橋不動院の分霊である不動明王を祀り本尊とする。
 つくば市前野740−1。宝持院の地図
宝持院
宝持院
大祥寺 だいしょうじ
 吉沼山金西院大祥寺。曹洞宗。もと、尾花山金西院祥庵寺といい、室町時代、祥庵吉公入道の開基と伝えられる。 現在のつくば市田倉の薬師原にあった。1533(天文2)年現在地に移る。 本尊は伝恵心作の千手観音、左脇薬師如来、右脇聖観音、前立文殊菩薩、普賢菩薩。
 つくば市吉沼4033。大祥寺の地図
大祥寺
大祥寺本堂
正福寺
 勝智山正福寺。真言宗豊山派。1496(明応5)年の開山。もと、現在のつくば市田倉にあり、田倉山正福寺といった。 その後、兵火などによって焼かれ、1543(天文12)年、現在地に多賀谷政経によって再建されたと伝えられる。山門は享保年間(1716〜35年)の建立とされる。
 つくば市吉沼1419。正福寺の地図
正福寺
筑波山を望む高台に建つ正福寺山門
覚心寺 がくしんじ
 仏光山覚心寺。時宗。1529(享禄2)年、阿台巌入道の開基。もと、現在のつくば市田倉にあり、田倉山福応寺といった。 1594(文禄3)年移転、この時覚心寺とする。1704(宝永元)年、現在地に移る。本堂は、1994(平成6)年の再建。
 つくば市吉沼1154。覚心寺の地図
覚心寺
覚心寺山門
速成寺 そくじょうじ
 稲田山速成寺。浄土真宗大谷派。本尊は阿弥陀如来。稲田(現在の笠間市)の西念寺第二十三世速成院釈良恵師が1828(文政11)年、越中・加賀からの移住者のために、西念寺吉沼別院として創建した。 1829(文政12)年、良恵は吉沼に隠居し、速成院と改めた。1872(明治5)年、現在の速成寺とする。1879(明治12)年、東本願寺末寺。
 つくば市吉沼1110。速成寺の地図
速成寺
速成寺本堂
金蔵院
 慈眼山金蔵院福勝寺。真言宗豊山派。1497(明応6)年、朝尊法印の開山とされる。本尊は十一面観世音菩薩。山門は江戸時代の建築。 本堂は1893(明治26)年の建築。結筑大師講22番札所。本堂前に樹齢300年という大銀杏がある。
 つくば市吉沼1256。金蔵院の地図
金蔵院
金蔵院
本堂 大師堂
金蔵院本堂(左)金蔵院の本堂脇にある大師堂(右)
報徳寺
 智照山西光院報徳寺。真言宗豊山派の寺。本尊は大日如来。鎌倉時代後期、祐心上人の開基と伝えられる。 本堂は、1589(天正17)年、1907(明治40)年と2度に渡り焼失、再建された。現在の本堂は2001(平成13)年、老朽化に伴い建て替えられた。
 つくば市西高野810。報徳寺の地図
報徳寺 報徳寺
報徳寺本堂(左)、山門(右)
真徳寺
 熊野山阿弥陀院真徳寺。真言宗豊山派。1559(永禄2)年の開山という。1988(昭和63)年、本堂を再建。
 つくば市大砂。真徳寺の地図
真徳寺本堂
真徳寺本堂
吉祥院
 真言宗豊山派。1656(明暦2)年8月宥光開山。
 つくば市蓮沼。吉祥院の地図
吉祥院本堂
本堂
成就院
 真一山薬師寺成就院。真言宗豊山派の寺。創建は不詳。本尊は薬師如来。江戸時代中期ごろの記録がある。 1994(平成6)年2月の強風で老朽化していた本堂が倒壊。現在の本堂は、1995(平成7)年5月の再建。
 つくば市要333。成就院の地図
成就院本堂
成就院本堂
玉蔵院
 旭山玉蔵院東西寺。真言宗豊山派。
 つくば市玉取1589。玉蔵院の地図
玉蔵院
玉蔵院

豊里地区

宝幢院 ほうどういん
 自地山宝幢院。真言宗豊山派。本尊は延命地蔵菩薩。1292(正応5)年、道教の開山とされる。 1445(文安2)年、神郡・普門寺の良弁が中興開山。山門は江戸中期のもので飛騨の建築様式を持つ。 境内には180の大師を安置、特に「とげぬき大師」が有名で、近隣の信仰を集めている。 また、太子堂がある。
 つくば市今鹿島1798。宝幢院の地図
宝幢院本堂
宝幢院の本堂
宝幢院門 宝幢院とげぬき大師
宝幢院の山門(左)、信仰を集めているとげぬき大師(右)
宝幢院大師 宝幢院大師
安置されている180の大師(左)、太子堂(右)
観音寺 かんのんじ
 福聚山観音寺。真言宗豊山派。1541(天文10)年、普門寺の隆元の開山と伝えられている。
 同寺に伝わるのが「百家の竜水万灯」で、毎年9月第2日曜日の夜、行われている=詳細は つくばの祭り・イベントへ。 疫病や魔よけのためロケット花火を打ち上げる伝統行事で、江戸時代の天保ないし天明年間から打ち上げられているという。 以前は境内で行われていたが、現在は観音寺裏の畑で打ち上げらている。 花火が天に昇る竜のように見えたことからこの名前がついたといわれている。 本堂は1986(昭和61)年の再建。境内に大師堂、八十八ヶ所の大師石像がある。
 つくば市百家758。観音寺の地図
観音寺本堂
観音寺本堂
観音寺大師堂 観音寺八十八
観音寺の大師堂(左)、八十八ヶ所石像(右)
宗徳院 そうとくいん
 上郷山宗徳院。曹洞宗。1479(文明11)年、豊田四郎治元の叔父、長峰城主・長峰右近将監正次の開基。 当初は長峰城内にあり、長峰山即徳院と称したが、戦火を避けるため1511(永正8)年現在地に移る。 境内に室町時代様式の九層塔、江戸時代初期の銘のある宝篋印塔がある。
 つくば市上郷973。宗徳院の地図
宗徳院本堂
宗徳院本堂
山門 観音堂
宗徳院山門(左)、観音堂(右)
随翁院 ずいおういん
 寒江山山下寺随翁院。曹洞宗の寺。本尊は聖観世音菩薩。1465(寛政6)年に台豊田上郷金村台山下(現在のつくば市上郷)に創建された。 その後戦火に焼かれ、1513(永正10)年、現在地に移転した。 本堂、山門、 鐘楼がつくば市の指定文化財。本堂1798(寛政10)年、山門1826(文政9)年、鐘楼1898(明治31)年の建立。
 つくば市上郷3148。随翁院の地図
随翁院 随翁院山門
随翁院本堂(左)、山門(右)
歓喜院 かんぎいん
 庭禮山歓喜院。真言宗豊山派。永禄年間(1558〜69年)の創建と伝えられる。神郡普門寺の恵心坊が開山という。 当時は普門院と呼ばれていた。天正年間(1573〜93年)、現在地に移転した。 本尊は阿弥陀如来。不動明王、地蔵菩薩、歓喜天も祀られている。本堂は1981(昭和56)年の再建。また、大日如来堂がある。
 つくば市上郷3273。歓喜院の地図
歓喜院本堂
歓喜院の本堂
歓喜院門 歓喜院こぶし
歓喜院の山門(左)、本堂前のこぶし(右)
聖林寺 しょうりんじ
 医王山聖林寺。真言宗豊山派。1539(天文8)年、叡源の開基。往時は七堂伽藍を配置した壮大な寺院だった。周辺の僧の修行の場だったという。 1744(延享元)年、火災で焼失するも再建された。その後本堂は250年余りが経過し老朽が進んだため、客殿とともに1993(平成5)年に再建された。 境内には山門、大師堂、鐘楼などがある。
 つくば市沼崎。聖林寺の地図
聖林寺本堂 聖林寺山門
再建された本堂(左)、山門(右)
安楽寺
 青龍山安楽寺。真言宗豊山派。本尊は大日如来。1402(応永9)年、神郡普門寺叡珍の開創。 1864(元治元)年9月8日、天狗党の宇都宮左衛門、林庄七郎、20両を置いて自刃している。 本堂は2005(平成17)年の再建。
 つくば市酒丸180。安楽寺の地図
安楽寺
安楽寺
遍照院
 福寿院遍照院。真言宗豊山派。本尊は聖観世音菩薩。創建などは不明。 境内に室町時代の石造六角地蔵宝幢(つくば市指定文化財)がある。現在の本堂は2012(平成24)年12月完成。
 つくば市上里。遍照院の地図
遍照院
遍照院本堂
照西寺
 永壽山無量院照西寺。時宗。1394(応永元)年創建。覚阿浄円和尚の開山と伝えられる。 本尊は阿弥陀如来座像(寄木造り)、本尊の胎内に衿羯羅(こんがら)童子(一木造り)の像がある。 本尊は室町時代、胎内仏は鎌倉時代の作。薬師堂、大師堂がある。2010(平成22)年、本堂が再建された。
 つくば市手子生1013。照西寺の地図
照西寺 旧照西寺
再建された照西寺本堂(左)、現在は取り壊された旧本堂(右)
雄山寺 おおさんじ
 曹洞宗の寺。当時の手子生城主・菅谷氏が鎌倉時代に王讃寺として創建。 境内にある板碑は黒雲母片岩製で建長年間(1249〜55年)の建立=詳細はつくば市の文化財へ。つくば市指定文化財。
 つくば市手子生1005。雄山寺の地図
雄山寺本堂
雄山寺本堂

谷田部地区

安福寺
 金剛山無量寿院安福寺。真言宗豊山派。鎌倉時代中期に創建されたと伝えられる。 1469(文明元)年、僧良栄が中興し伽藍を整備したとされる。元は京都総本山醍醐三宝院末寺だったが、現在は真言宗豊山派長谷寺(奈良県桜井市)末寺。 本尊は阿弥陀如来。仁王門は1984(昭和59)年、宗祖弘法大師1150年の御遠忌を記念して建立された。 また、大師堂や鐘楼堂、とげぬき地蔵、ぼけ封じぽっくり観世音、大師石仏(岩室の大師様)、七福神、火ぶせ大師などがある。 大師石仏は、もと地元の2人の翁が掘った横穴のなかに奉納されたもので、約六十体ある。その後横穴に水がたまり危険なため、本道脇の現在地に移された。 なお、大師堂には厄除けの弘法大師坐像がある。
 御朱印、オリジナル御朱印帳有。授与は本堂脇の寺務所。 御朱印については御朱印・寺院も参照。
 つくば市西大橋459。安福寺の地図
安福寺山門
安福寺仁王門
安福寺本堂 安福寺大師堂
安福寺本堂(左)、安福寺大師堂(右)
安福寺御朱印 安福寺御朱印 安福寺御朱印
御朱印(左)、オリジナル御朱印帳表紙、(中)、同じく裏表紙(右)
妙徳寺
 吉祥山文殊院妙徳寺。時宗。1297(永仁5)年、一遍上人の法弟、一阿了向が道場として開基した由緒ある寺。 境内の周囲は、土塁と堀を巡らしていたと伝えられる。 かやぶき屋根の趣きある本堂が特徴だったが、老朽化に伴い建て替えられた。2019(平成31)年3月完成。 。山門は鐘楼となっている。境内にある梅の木は、つくば市の天然記念物に指定されている。
 つくば市島名1154。妙徳寺の地図
妙徳寺本堂
妙徳寺本堂
妙徳寺門 妙徳寺旧本堂
鐘楼を兼ねる山門(左)、茅葺屋根の趣があった旧本堂(右)
長徳寺
 帰命山無量院長徳寺。時宗。建治年間(1275〜1287年)、浄誉珠阿照光和尚によって創建された。中興和尚は覚阿良順和尚。 1710(宝永7)年、鐘楼を建立している。この時の梵鐘は、太平洋戦争で供出。 現在の鐘楼は1968(昭和48)年に再建されたものだが、使用されている柱は、1710(宝永7)年建立の鐘楼のものを使用した。
 つくば市谷田部6255。長徳寺の地図
長徳寺
長徳寺境内
明超寺 みょうちょうじ
 高光山明超寺。浄土真宗、真宗大谷派。1307(徳治2)年、親鸞聖人の弟子、法照坊明信の開基と伝えられる。 当時は、現在の谷田部小の場所にあったが、江戸時代の1671(寛文11)年、谷田部陣屋の整備のため現在地に移された。
 つくば市谷田部2003。明超寺の地図
明超寺本堂 明超寺山門
明超寺本堂(左)、山門(右)
道林寺 どうりんじ
 鐘声山寿光院道林寺。谷田部藩主・細川氏の菩提寺。浄土宗の寺。もとはつくば市房内にあり、参道の両側が松林となったため、道林寺と呼ばれるようになったと伝えられる。 谷田部陣屋の西側にあり、寺の側には深い堀の跡が残るなど、軍事的にも重要な位置を占めていたと考えられている。 仁王門は細川氏の寄進を受け1727(享保12)年完成した。本堂は第二次大戦で焼失したが、その後再建された。
 つくば市谷田部2061。道林寺の地図
道林寺
道林寺仁王門
道林寺本堂 道林寺鐘楼
道林寺本堂(左)、鐘楼(右)
東光寺
 無量寿山阿弥陀院。真言宗豊山派。本尊は阿弥陀如来。 1744(延享元)年に再建された本堂が老朽化したため、建て替えられ、2010(平成22)年12月、新本堂が完成した。 床面積は250平方m。寄せ棟造りで、大棟の両側に金色の鴟尾が取り付けられているのが特徴。
 つくば市真瀬。東光寺の地図
東光寺
東光寺本堂
永興寺 えいこうじ
 高須山永興寺。曹洞宗の寺。825(天長2)年、天台宗の僧明室伝宝和尚の建立と伝えられる古刹。 中世に一時廃寺となったが、1526(大永6)年、石毛山興正寺第三世曹室慧洞和尚が現在地に再興した。この時曹洞宗となった。 太平洋戦争で供出された梵鐘の銘文により伝教大師の建立という医王山浄国寺が明治維新のころまで高須賀に存在したことが分かっている。 また、浄国寺にあった薬師如来像は永興寺に現存する。
 つくば市高須賀21。永興寺の地図
永興寺
永興寺の山門と本堂
普賢院
 羽成山普賢院實城寺。真言宗豊山派。本尊は普賢菩薩。 807(大同2)年、弘法大師が羽成村に来た時、仏像を彫り祀ったのが始まりとの伝説が残る。 1625(寛永2)年の開山で、開基は法泉寺(現土浦市大岩田)第十九世祐傳阿闍梨。 1819(文政2)年に当山第二十世智空法印により再建した。
 つくば市羽成68。普賢院の地図
普賢院
普賢院本堂
金剛院
 天地山金剛院観音寺。真言宗豊山派。1989(平成元)年、本堂、庫裏、客殿再建。
 つくば市館野629。金剛院の地図
金剛院
金剛院仁王門
西福寺
 補陀山西福寺。曹洞宗。1616(元和2)年、龍心寺(現常総市)四世北洲洞転の開山。
 つくば市上河原崎428。西福寺の地図
西福寺
西福寺
遍照院
 清瀧山遍照院。真言宗豊山派。
 つくば市手代木。遍照院の地図
遍照院堂 遍照院門
遍照院本堂(左)、遍照院山門(右)
神宮寺
 香取山観音院神宮寺。天台宗。本尊は十一面観世音菩薩。香取神社の別当寺として創建された。 現在の本堂は1998(平成10)年12月完成。
 つくば市島名2583。神宮寺の地図
神宮寺
神宮寺本堂
徳蔵院
 高亀山徳蔵院。真言宗豊山派。本堂に隣接してに1992(平成4)年建立の弘法大師堂がある。
 つくば市みどりの南。徳蔵院の地図
徳蔵院
徳蔵院
一乗院
 正貞山観音寺一乗院。現在は十一面観音堂のみが残る。本尊の十一面観世音菩薩を祀る。 観音堂は1991(平成3)年11月再建。
 つくば市上横場。一乗院の地図
観音堂
十一面観音堂
真珠院
 泰平山真珠院。真言宗豊山派。現在は小さな堂のみ残る。同じ敷地内にある西横場農村集落センターに「泰平山真珠院」の扁額が架かる。
 つくば市上横場。真珠院の地図
真珠院
真珠院
医王寺 いおうじ
 小渡山照明院医王寺。本尊は阿弥陀如来、弘法大師の作と伝えられる。大同年間(806〜810年)の開山とされる。 1616(元和2)年、細川氏が谷田部に封ぜられると、陣屋の鬼門除けの祈願寺として改めて開創。
 薬師堂は、天正年中(1588〜1591年)、由良氏が先祖の岡見氏の先祖を供養するため開いた、七観音八薬師のひとつ。 1986(昭和61)年の再建。境内には弁財天を祀っている。
 つくば市谷田部。医王寺の地図
医王寺薬師堂 医王寺弁財天
医王寺薬師堂(左)、弁財天(右)

桜地区

北斗寺 ほくとじ
 七宝山医王院北斗寺。真言宗豊山派の寺。日本三北斗第一霊場。北斗寺は、「妙見さま」の愛称で親しまれている。 821(弘仁12)年、最仙上人が国家鎮護のため栗原台に建立したと伝えられる。鎌倉時代には小田に移り、その後、藤沢(現土浦市)、田土部(同)と転々とし、現在地に本堂を建立したのは1659(万治2)年。 旧暦の1月7日に星祭り、7月7日に大般若会が行われている。本尊の妙見菩薩は、北斗七星を神格化したもの。商売繁盛に御利益があるとされる。 「釈迦十六善神面像」「仏儀次第」などの茨城県指定文化財を所蔵。 本堂は、1703(元禄16)年、領主の堀氏の寄進により建立された。
 つくば市栗原1129。北斗寺の地図
北斗寺山門 北斗寺入口
北斗寺山門(左)、北斗寺参道入口(右)
北斗寺本堂 出生子育観音
北斗寺本堂(左)、参道にある出生子育観世音菩薩(右)
東福寺
 作蔵山延命院東福寺。真言宗豊山派。1253(建長4)年、忍性菩薩の開山。平将門の娘、如蔵尼が生涯持念したという伝聖徳太子作の延命地蔵尊が本尊。 安産、子育てに御利益があるとして広く信仰を集めている。南北朝時代は小田氏の祈祷寺として栄えた。江戸時代には10万石の格式を与えられていた。 寺格中本山常法壇林、常陸、下総に多くの末寺があった。 明治の廃仏毀釈の際、筑波山知足院中禅寺の慧海僧正が東福寺の住職を兼ねていた縁で、現在の筑波山神社随神門に祀られていた中禅寺の金剛力士像(仁王像)を東福寺に移した。 その際、仁王像は、桜川に筏を組んで運ばれたことから、流れ仁王という。仁王門は1731(享保17)年の建立で、八脚楼門。 また、29世の明光僧正は、弘法大師霊場八十八ヶ所の土砂を持ち帰り、新四国東福寺桜川八十八ヶ所霊場を開いた。 これは、北条から南の桜川両岸にある東福寺末寺、門末を中心に弘法大師霊場を建立したもので、毎年3月30日から10日間で八十八カ所を巡礼する。
 仁王像の詳細はつくば市の文化財へ。
 つくば市松塚665。東福寺の地図
東福寺山門 東福寺山門
筑波山中禅寺の仁王像が納められている東福寺山門(左)、本堂(右)
日輪寺
 摩尼山勝智院日輪寺。真言宗豊山派。もともとは小田村(つくば市小田)に創建され、小田氏の祈願所だったという。 その後小田城の出城として現在地に移転したと伝えられる。そのため、周囲には堀や土塁の一部に残っている。 もともとは二重の堀が巡らされていたという。 また、寺の周囲には、四国八十八カ所を移した小さなお堂が並んでいる。
 つくば市金田164。日輪寺の地図
日輪寺本堂
日輪寺本堂
日輪寺四国八十八カ所 日輪寺山門
日輪寺の四国八十八カ所(左)と日輪寺山門(右)
覚王寺
 栄久山覚王寺。曹洞宗。本尊は釈迦如来座像。行基作と伝えられる。明徳年間(1390〜93年)、真言宗の寺として創建。 永正年間(1504〜20年)に兵火で焼失。1527(大永7)年、信田右エ門公再建。下総・総寧寺から17世骨山全徹師を招き、開山として曹洞宗に改めた。 その後無住時代があり、江戸時代の1655(明暦元)年、下総・総寧寺から24世智堂光紹大和尚を招き再興した。 伝行基作、薬師如来像と伝運慶作の十二神木造がある。
 つくば市花室558。覚王寺の地図
覚王寺 覚王寺山門
覚王寺(左)と覚王寺山門(右)
慈恩寺
 香水山明王院。真義真言宗。本尊は不動明王。1508(永正5)年、祐纁の開基。当時は羽黒山と称していた。 1669(寛文7)年、時の領主、土浦藩主の土屋数直公巡視の際、境内の井戸水を飲んだところ、香りあるよい水だったことから、香水山となったという。
 つくば市中根530。慈恩寺の地図
慈恩寺 慈恩寺山門
慈恩寺(左)と慈恩寺山門(右)
証誠寺
 護念山長福院証誠寺。浄土宗。もと護念山証誠院長福寺と称し正徳年間(1711〜16年)に現在の名に改称した。 然誉玄達上人が1394(応永元)年に創建した。
 つくば市金田15。証誠寺の地図
証誠寺
証誠寺本堂
安養寺
 柳田山浄利院安養寺。時宗。本尊は阿弥陀如来。1428(正長2)年遊行僧智慶の開創。 1878(明治11)年から栄小学校が創立する1903(明治36)年まで小学校として使われた。 現在の本堂は1998(平成10)年の完成。
 つくば市金田。安養寺の地図
安養寺本堂 安養寺山門
安養寺本堂(左)、山門(右)
願照寺
 光明山衆生院願照寺。浄土宗。1273(文永10)年一向上人によって時宗一向派の念仏道場として開創。 1942(昭和17)年、浄土宗へ改宗。現在の本堂は、2005(平成17)年6月23日落慶法要。
 つくば市。願照寺の地図
願照寺
願照寺
一乗院
 延命山西光寺一乗院。真言宗豊山派。本尊は阿弥陀如来。1488(長享2)年、弘尊和尚の開基。1781(天明元)年、24世宥慶和尚のとき再建。 1984(昭和59)年、本堂大修復。2004(平成16)年3月、山門新築。
 つくば市上ノ室2354。一乗院の地図
一乗院本堂 一乗院山門
一乗院本堂(左)、山門(右)
栄泉寺
 清瀧山無量寿院。真言宗豊山派。本尊は阿弥陀如来。東福寺良尊法弟良春開山。現在の本堂は1988(昭和63)年の建立。
 つくば市下広岡。栄泉寺の地図
栄泉寺
栄泉寺本堂
万福寺
 真言宗豊山派の寺。本尊は聖観世音虚空蔵菩薩。現在は無住。
 つくば市栗原3521。万福寺の地図
万福寺
万福寺
持福寺
 作蔵山真泉院持福寺。真言宗豊山派の寺。807(大同2)年の創建と伝えられる。本尊は、運慶の作とされる聖観世音菩薩。 子育てに御利益があるという。
 つくば市栗原1585。持福寺の地図
持福寺
持福寺山門
南蔵院
 つくば市栗原にある寺。本堂などはなく、質素な門があるのみ。
 つくば市栗原1570。南蔵院の地図
南蔵院
南蔵院門
常光寺
 医王山常光寺。真言宗豊山派。薬師堂のみ残る。「摩尼殿」と書かれた扁額が掲げられている。
 つくば市倉掛998。常光寺の地図
常光寺薬師堂
常光寺薬師堂

茎崎地区

守徳寺
 岩崎山守徳寺(がんきさんしゅとくじ)。曹洞宗の寺。1534(天文3)年の創建と伝えられる。本堂は、1694(元禄7)年の再建。 山門は四脚門で同じく1694(元禄7)年の建立。 「護摩の灰の弁天」という雨乞いにご利益があるといわれる像が伝わっている。 像は、厚さ3cm、大きさ30cm四方の素焼きの像。弁天や16童子の像、牛馬、舟が浮き彫りになっている。
 つくば市下岩崎1467。守徳寺の地図
守徳寺本堂 守徳寺山門
守徳寺本堂(左)、山門(右)
念向寺
 智光山定正院念向寺。時宗の寺。創建は806(大同元)年と伝えられている。 奈良時代の作と考えられる蓮糸織出六字名号(南無阿弥陀仏)、室町時代初期の作と伝えられる菅原道真公像画がある。 いずれも茨城県指定文化財で、江戸時代にこの地を治めた細川氏の熊本・本家の家宝であったものを、3代・興隆が念向寺に寄進したもの。 境内には、茨城の名木・巨樹(茨城県緑化推進委員会1996年)に選ばれた樹齢300年といわれる大銀杏がある。また、北側にはつくば牡丹園がある。
 つくば市若栗498。念向寺の地図
念向寺
念向寺本堂と大銀杏
孝学院
 曹洞宗。1492(明応元)年創建。本尊釈迦如来、脇仏薬師如来、観世音菩薩。岡見氏、由良氏など、代々の牛久城主が帰依していたという。
 つくば市高崎681。孝学院の地図
孝学院
孝学院
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